ボルシア・ドルトムント vs レアル・マドリード:デシモキンタを目指して!
レアル・マドリードは今夜、ウェンブリーでその伝説の広めることを目指し、新たなチャンピオンズリーグ優勝を狙う(スペイン時間:21時、日本時間:日曜4時)
レアル・マドリードは新たな歴史を刻み、ヨーロッパでの覇権をさらに高めようとしている。ボルシア・ドルトムントがその最後のライバルとなり、ウェンブリーはデシモキンタ(15度目の欧州制覇)に向けた道のりの舞台となる(スペイン時間:21時、日本時間:日曜4時)。今回は両チームがチャンピオンズリーグという最も切望されるタイトルを懸けた、初めて顔を合わせる決勝となる。
アンチェロッティ監督率いるチームはカレンダー上で重要なこの試合を迎えるために、バイエルン・ミュンヘン 、マンチェスター・シティ、ライプツィヒとの厳しい対戦を勝ち抜いてきた。その軌跡は輝かしく、今季のチャンピオンズリーグで1度も負けることなく、8勝4分という好成績を残している。
ウェンブリーでの初の決勝
リーガとスペイン・スーパーカップを制したマドリードは、素晴らしいシーズンを最高の形で終わらせることを目指す。チームは通算18回目のチャンピオンズリーグ決勝の臨むが、大会史上8回目の決勝が開催されるウェンブリー・スタジアムでトロフィーを懸けて戦うのは初となる。
アンチェロッティ監督は試合前日記者会見で「チームがシーズンを通じて素晴らしいクオリティを見せてくれたので自信がある」と語った。イタリア人指揮官は監督として6回目のチャンピオンズリーグ決勝に臨み、ナチョ、モドリッチ、カルバハル、クロースらのメンバーを指揮する。この4人はヘントが成し遂げた6度のチャンピオンズリーグ優勝という伝説的な記録に並ぶことができる。さらに、それぞれ5ゴールを挙げ、今大会のチーム得点王であるビニシウスJr.とロドリゴも招集メンバーに加わっている。またこのリストにはベリンガムも欠かせない。今季23得点を挙げているこのイングランド人選手は、母国で自身初となる欧州タイトル獲得を狙う。
ボルシア・ドルトムント
このドイツのチームは準決勝でPSG、準々決勝でアトレティコ、ラウンド16でPSVをそれぞれ破り、グループFでは首位だった。1997年に優勝して以来2回目のチャンピンズリーグ制覇を目指し、今回がクラブ史上3回目の決勝となる。今季のチャンピオンズリーグではフュルクルクが3得点を挙げ、アデイェミ、ブラント、サンチョらが活躍するチームの得点王になっている。
過去の対戦
両チームがチャンピオンズリーグで顔を合わせるのは15回目だが、決勝で対戦するのは初めて。過去の対戦成績は6勝5分3敗で我がチームに軍配が上がる。レアル・マドリードは直近の対戦となった2017/18シーズンのグループリーグで2試合とも勝利した。チームはそのシーズン、デシモテルセラ(13度目の欧州制覇)を達成。そして今日、ロンドンでデシモキンタという目標を掲げている。