2-1: 逆転勝利、そしてチャンピオンズリーグ決勝へ

2 -1

Real Madrid

完了

Bayern München

ホセルが2分間に挙げた2ゴールで先制したバイエルンのリードをひっくり返しレアル・マドリードが決勝へ進出、6月1日ウェンブリーでボルシア・ドルトムントと対戦する

2-1: 逆転勝利、そしてチャンピオンズリーグ決勝へ
レビューAlberto Navarro写真:Antonio Villalba, Helios de la Rubia, Pedro Castillo y María Jiménez

レアル・マドリードが通算18回目となるチャンピオンズリーグ決勝へ駒を進めた。その達成までには改めて我々のチームのキャラクターである勝負を諦めず最後まで戦い抜く姿勢を証明する必要があった。それは世界で最も偉大なクラブのエンブレムの伝説。69分のデイヴィスのゴールによりリードを許し88分まで0-1だったが、アンチェロッティ監督のチームはホセルのドブレテにより2分間で逆転。6月1日のウェンブリーではボルシア・ドルトムントが待ち構えている。チームはデシモキンタ(15回目の欧州制覇)を狙う!

前半は高いリズムでのプレーで進み、ゴールは無かったものの均衡を破る得点チャンスはあった。最初で決定的だったのはボールを支配した我々の方。13分カルバハルがエリア内へボールを送り相手のマークを外したビニシウスJr.が逆サイドのゴールへシュートを放った。こぼれ球がロドリゴの元へ転がりシュート、倒れ込んでいたノイアーがブロックすることでバイエルンを救った。ドイツチームの反撃は試合開始から30分経過したころでエリア外からケインがボレーシュート、ルニンが横っ飛びで防いだ。10分後左サイドからビニシウスJr.がクロス供給、ゴールマウスを捉えていたがノイアーが再び反射神経の良さを示しCKへ逃れた。

得点チャンス
ハーフタイムを経てもリズムは変わらず、2分の間にそれぞれのチームがチャンスを手にした。ビニシウスJr.がキミッヒを交わし
て後方へクロス、しかしバルベルデがゴールエリア内でシュートしようとしていたところにダイアーが現れてクリアした。そのすぐ後にデイヴィスが突進からシュートを放ち、ボールはカルバハル に当たったあとゴールを外れた。我々のチームは左サイドのビニシウスJr.からバイエルンにダメージを与え始める。何度も素晴らしい突破を披露するブラジル代表選手は54分再びエリア内へ侵入しロドリゴへパスするが、シュートは相手ゴールポストをかすめた。5分後そのロドリゴがFKを蹴ったが、動きに冴えを見せるノイアーが体を投げ出し防いだ。

ゴール取り消し
我らのチームは得点にふさわしい動きを見せ、60分スペクタクルな個人技からビニシウスJr.が中央部へ侵攻、パワフルなシュートは敵守護神が再び好プレーで阻んだ。9分後バイエルンが先制。デイヴィスが個人技突破から右足で美しい軌道のシュートを決めた。レアル・マドリードは72分バルベルデのシュートがデ・リフトに当たり同点としたが、マルチニアク主審はVAR審判団の連絡のあとモニターでゴールシーンを確認した上で得点を取り消した。

歴史的な逆転劇
アンチェロッティ監督のチームは同点に追いつくべく攻め続け、82分にそれが可能だった。リュディガーがクロス、 ビニシウスJr.がシュートするもゴール上へ外れた。試合時間は経過していたが、レアル・マドリードは決して諦めることなく88分に同点とする。ビニシウスJr.が放ったシュートをノイアーがファンブル、詰めていたホセルがボールを押し込んだ。しかし我らのチームはさらにこの状況を乗り越え、リアクションの能力を高めて勝負が延長戦へ持ち込まれるのを許さなかった。2-1はロスタイムのセットプレーから生まれ、リュディガーがクロス、ホセルが勝利を勝ち抜けを決める歴史的なドブレテを達成した。我らのチームはこうして通算18回目のチャンピオンズリーグ決勝へ到達した。