マッチレポート | 08/12/2015 | Alberto Navarro
ポルトガル人選手の4点、フランス人選手の3点、さらにコバチッチの1点で、レアル・マドリードはグループリーグ最終戦を有終の美で締めくくった。- チャンピオンズリーグ
- 6節 (グループリーグ)
- 火, 08 12


先週土曜のヘタフェ戦のように、マドリディスタたちは序盤から好調な滑り出しを見せ、またもベンゼマが素晴らしい仕事をしてみせた。先制点はわずか12分のこと。左サイドでボールを受けたクリスティアーノ・ロナウドがセンタリング。イスコが放ったシュートは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をベンゼマが確実に決めた。
30分かからずにドブレテ達成
ホームチームの勢いは相変わらずで9分後には追加点を挙げる。再びクリスティアーノ・ロナウドがセンタリング、ベンゼマがこれをヘッドで合わせ、美しい軌道でネットを揺らした。フランス人選手は2試合連続のドブレテ。すでに欧州大会の歴代得点ランキングで10番目(46点)となり、30分とかからずドブレテを達成した。
ベンゼマは欧州大会でマドリード選手として得点ランキング5位に
ロス・ブランコスにとって上々の展開となったが、チームは引き続き点差を広げるべく戦って行く。39分にサイドのフリーキックをクリスティアーノ・ロナウドが決めたが、その2分前にゴールが決まってもおかしくなかった。カゼミーロのパスからポルトガル人選手がゴールを狙ったが、ぎりぎりのところで相手選手にクリアされた。
ロナウドが歴史的な活躍
最高な形での後半スタートだった。前半の主役がベンゼマだったとすれば、後半の主役はクリスティアーノ・ロナウド。5分あまりで2ゴールを追加、49分にはカシージャがロディッチのシュートをセーブする。2点の起点となったのは、いずれも右サイドのダニーロから。47分、50分といずれもPKスポットからのシュートで連続ゴールを決めた。
ただこれが、今日のロナウドの最後のゴールにはならなかった。8分後にはさらに1点を追加する。また美しいプレーを経ての締めくくりだった。ベンゼマが相手2選手にマークされながらもヒールパスをイスコに通し、マラガ出身選手のセンタリングをポルトガル人選手が決めた。ロナウドはここまで11点でチャンピオンズリーグ、グループリーグの最多得点選手(11点)となった。
コバチッチが初ゴール
前半のチームの出来が良かったとすれば、後半はさらにエクセレント。さらにコバチッチが70分に得点をマークして、お祭りに加わった。右サイドでヘセが相手を交わしセンタリング、GKウィランドがクリアしたがこのボールを拾ったコバチッチが得点した。さらに74分にはベンゼマにハットトリックのチャンスもあった。2007季ベニテスが指揮していたリバプールがベシクタシュ戦で見せたのと同じゴールラッシュで、チャンピオンズリーグの歴史的な記録を達成。レアル・マドリードはピッチ上で楽しみ、ファンはベルナベウのスタンドで感謝の気持ちを示した。