La Decimocuarta!

アンチェロッティ監督率いるチームはパリで行われた決勝でリバプールに1-0で勝利した

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特集

2022年5月28日、レアル・マドリードは再び欧州王者に返り咲いた。我がチームは14回目のチャンピオンズリーグ優勝で同大会における覇権を強めた。決勝の舞台は1956年に初代王者に輝いたパリ、そしてオクタバ(8回目のチャンピオンズリーグ制覇)を達成したスタッド・ド・フランスだった。リバプール戦では後半のビニシウスJrのゴールとクルトワの数々のセーブが勝利を決し、ベルギー代表GKは同試合のMVPに輝いた。
 
2021/22シーズンのチャンピオンズリーグを制覇したレアル・マドリードは、決勝トーナメントでのスペクタクルな道のりで主役となった。その前に行われたグループリーグは、インテル・ミラノ、シェリフ、シャフタール・ドネツクを抑えて首位通過していた。
 
信じ難い道のり
レアル・マドリードはラウンド16第1戦でPSGにパリで敗れた後、ベンゼマのハットトリックによりベルナベウで素晴らしい逆転劇を成し遂げた。それは今大会最初のホームスタジアムでの魔法の夜となり、チェルシーとの準々決勝第2戦でもそれが再現された。激しい巻き返しを見せたレアル・マドリードは、80分のロドリゴのゴールで延長戦に突入し、ベンゼマが次ラウンド進出を決定づけた。マンチェスター・シティとの準決勝も映画のようなシナリオとなった。第1戦に4-3で敗れ、さらに第2戦も89分まで1-0とリードされ敗退濃厚となる時、わずか2分間でロドリゴがドブレテを記録し、ベルナベウは再び壮絶な瞬間を迎えた。そして延長戦でベンゼマがPKを決め、デシモクアルタのかかる決勝への切符をチームにもたらせた。

フランス代表FWは44得点を記録し素晴らしいシーズンを送った。チャンピオンズリーグでは15得点を決めて今大会の得点王になって最優秀選手賞に輝き、ベストゴールを記録した選手にも選ばれ、優れたレベルを誇示した。個人賞ではまた、最優秀若手選手賞に選ばれたビニシウスJrの活躍も際立った。この2選手はさらにクルトワモドリッチとともに今シーズンのチャンピオンズリーグのベストイレブンに選出されていた。

デシモクアルタ(14回目のチャンピオンズリーグ制覇)はチャンピオンズリーグに4回優勝した最初の監督になったアンチェロッティの伝説を高めるものとなった。そのうち最初の2回はミラン(2003年、2007年)、後の2回はレアル・マドリード2014年、2022年)で達成した。スタッド・ド・フランスでの勝利の後、フロレンティーノ・ペレス会長は「レアル・マドリードと他のクラブの大きな違いは、選手たちが優れたプロフェッショナルであることに加え、真のマドリディスタであるということだというアンチェロッティの言葉は、まさにその通りです」と説明した。もうひとつの伝説は、マルセロがレアル・マドリード史上最多記録となる25タイトルを獲得したことだ。

パリでの優勝翌日、チームはマドリード州庁舎、市庁舎、アルムデナ大聖堂を訪れ、マドリディスタにタイトルをお披露目した。続いてシベーレス広場サンティアゴ・ベルナベウでの優勝祝賀会で、サポーターとの忘れられないひとときを過ごした。これにより3タイトルを獲得し、世界最高クラブの歴史に永遠に刻まれる名誉を手にした2021/22シーズンが幕を閉じた。