レアル・マドリードはサンティアゴ・ベルナベウでのビジャレアル戦で勝ち点を挙げることができなかった。14分、チュアメニの素早いリスタートからビニシウスJr.が得点機を迎えた。ブラジル代表選手のシュートはわずかにゴールの枠を捉えなかった。キックオフから15分が過ぎたところで素早いカウンターからアセンシオがフィニッシュ、ボールはレイナを破る前にパウ・トーレスに当たった。アンチェロッティ監督のチームは攻撃を続け19分にリードを広げるチャンスを2度迎える。ベンゼマの左足シュートとその後のロドリゴとの1対1の場面でレイナが動きに冴えを見せた。
そこから24分チェクウェゼの個人技突破からビジャレアルが反撃に転じ、バエナのロングシュートがマドリード選手に当たりクルトワをヒヤリとさせる。ハーフタイムに近づいたところで1回目の同点劇が生まれる。40分、チェクウェゼがエリア内でボールを受け取りドリブルからクルトワを破った。ロスタイムに入りフォイスがエリア内がシュートを放ったがクルトワが体を投げ出してこれを防いだ。
ビデオ.2-3: Derrota frente al Villarreal
ハーフタイムのあとミリトンがアラバと交替し、マドリードは48分改めて先手を取る。ビニシウスJr.が相手に囲まれた状態でボールを受け、目の前にいたビジャレアルの4選手を相手に自信たっぷりにドリブルを仕掛け、マンディを鮮やかな股抜きで置き去りにしてレイナへ迫った。アウェーチームの守護神に対するフィニッシュは完璧なものだった。8分後セバージョスのボール奪取から始まったカウンターから追加点も可能だったが、ブラジル代表選手のシュートは数センチ単位でゴールマウスを外れた。
ビニシウスJr.は63分再び仕掛けたが、レイナをあざむいたブラジル代表選手のシュートからフォイスがチームを救った。アウェーチームの反撃はその2分後、ジェレミ・ピノが前進していたクルトワの意表を突いてシュートを放った。より決定的だったのは70分のモラーレスだった。当初はその前のチェクウェゼのオフサイドで取り消されたが、その後VARが得点を認めた。80分にチェクウェゼの素晴らしいゴールから2-3となる。3分後、アルベロラ・ロハス主審がマンディのハンドによりPKを宣告したが、VAR裁定とプレーのモニターチェックを経て判定は取り消しになった。我らのチームは最後まで同点を狙って戦ったが、今はすでにチェルシーとのチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦へ向けて思考を切り替えている。
アルベロラ・ロハス(カスティージャ・ラ・マンチャ州協会)、線審:ソブリノ・マガン、エルナンデス・ラモス、第4審判:フエンテ・マルティン、ビデオ・アシスタント・レフェリー:メディエ・ヒメネス(カタルーニャ州協会)
サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムで行われたリーガ28節