クラブワールドカップ制覇を目指して

待っていた日がやって来た。レアル・マドリードはあと1試合で世界チャンピオンになれるところにいる。1年以上の戦いのあと、ラバトのスタッド・ムーレイ・アブドゥラでの歴史ある舞台で主役を務める機会を得た。我らのチームはクラブ史上8回目のクラブワールドカップ制覇のチャンスを無駄にするつもりはない。アジア王者のアル・ヒラルが対戦相手になる（スペイン時間：20時、日本時間：翌日4時）。

「非常に重要な挑戦で、我々はタイトルにとても近いところにいる」 とカルロ・アンチェロッティ監督は試合前の記者会見で話している。同じくメディアの前で話したチュアメニは試合の重要性をこう語っている。「マドリードとともに世界チャンピオンになるのは夢で、今それを実現することができる」。決勝へ向けて、イタリア人指揮官は木曜日にチームの宿舎へ合流したベンゼマとミリトンを戦力として取り戻した。

タイトルを獲得した場合、トニ・クロースにとっては6回目のクラブワールドカップで最多の同大会制覇の選手になる。ドイツ人選手は2013年にバイエルンで、マドリードでは4回（2014年、2016年、2017年、2018年）優勝している。これに続くのはチームメイトの4回制覇のベンゼマ、モドリッチ、カルバハル、ナチョになる。

アル・ヒラル
今夜我らのチームと対戦するのは、現アジア王者で準決勝にリベルタドーレス杯優勝のフラメンゴをアッ＝ドーサリーのドブレテとビエットのゴールで破った（2-3）。その前にアル・ヒラルは第2ラウンドでウィダード・カサブランカを1-1のあとPK戦で下した。奇しくも今大会でサウジアラビアのチームが挙げた4得点のうち3点はゴール前11メートルからのものとなっている。

モロッコでのポジティブな戦績
アル・ヒラルとの決勝は、レアル・マドリードにとってモロッコでのクラブワールドカップ4試合目になる。うち最初の2試合は2014/15シーズンで、我々のチームはマラケシュでクルス・アスルとサン・ロレンソを破った。3戦目は木曜にラバトのスタッド・ムーレイ・アブドゥラ準決勝のアル・アハル戦だった。