レアル・マドリードはエスタディオ・デ・ラ・セラミカで、非常にハイテンポでプレーされ、全てのゴールが後半に生まれた試合で勝ち点を獲得できなかった。最初のチャンスを作ったのはホームチームだったが、コクランのバックヒールのシュートはクルトワの左ポストを叩いた。一方、我がチームはその5分後に反撃する。モドリッチがDFの股下を抜くアウトサイドの華麗なパスを出した後、ビニシウスJrがマイナスのクロスを入れるが、シュートを打とうと待ち構えたベンゼマに届く前に、アルビオルにヘッドでクリアされた。
その後もチャンスは続き、20分にベンゼマが相手DFの裏に出した素晴らしいパスから、ミリトンがフリーの状態でレイナとの1対1を迎えるも、シュートを打とうとした瞬間、後ろから現れたジェレミにカットされCKになった。一方、その3分後、今度はジェレミがペナルティエリア内でクルトワとの1対1で主役となるが、うまく抑えられた。その後、バエナがペナルティエリア手前から放った2本のシュートがわずかに枠を外れた後、前半最後のチャンスがリーガ王者に訪れる。バルベルデが右サイドから正確なクロスを入れ、ペナルティエリア手前にいたベンゼマがパスを出し、ビニシウスJrにボールが渡るが、対角線上のシュートはレイナに防がれた。
ビデオ.2-1:ビジャレアルに敗北喫す
後半はこれ以上ないほど悪いスタートを切ることになった。47分、ジェレミがクルトワとの1対1でホームチームに先制点をもたらした。その後、マドリードがラインを上げ、59分にで同点に追いついた。チュアメニのパスを受けようとビニシウスJrがDF裏に抜け出した際、ペナルティエリア内でフォイスの手にボールが当たった。VARの指示を受けた主審がオンフィールドレビューでそのプレーを確認した後にPKの笛を吹き、ベンゼマが同点にした。しかしその直後、ビジャレアルはペナルティエリア内でアラバが足を滑らせ、ボールが手に当たるというラッキーなプレーでPKを獲得し、ジェラール・モレーノが2-1にしてチームに再びリードをもたらせた。
我がチームにはまだスコアをひっくり返すための25分が残されていた。そして78分、バルベルデの右サイドのパスから、ファーポストにいたロドリゴが同点に追いつくチャンスを得たが、シュートはレイナを越えるも枠を捉えられなかった。その4分後、セットプレーのボールがパレホの胸に当たり、リュディガーがPKをアピールした。そして87分、ビニシウスJrがペナルティエリア手前からカーブをかけたシュートはわずかに枠を捉えられなかった。アンチェロッティ監督率いるチームは最後までゴールを目指したが、同点にすることができなかった。
ソト・グラード(ラ・リオハ州協会)、副審:デ・フランシスコ・グリジャルバ、アルバレス・フェルナンデス、第4審判:ブリュル・アセレテ、VAR:イグレシアス・ビジャヌエバ(ガリシア州協会)