ニュース. 18/01/2022
サッカー史におけるヘントの伝説はチャンピオンズリーグ(当時の呼称はヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップ)での成功によって刻まれた。1955年の同大会創設以来、ヘントは優勝トロフィーを6回手にしている唯一の選手となっている。最初は1956年から1960年までの5連覇を果たしたチームの一員であり、1966年のイェイェ・レアル・マドリードではキャプテンを務めた。
ヘントはレアル・マドリードにとって最初となる6度のチャンピオンズリーグ決勝で先発出場し、そのうち2回で得点を挙げている。サンティアゴ・ベルナベウでフィオレンティーナと対戦したセグンダ(2回目の優勝)では2-0と勝負を決めた。より決定的な仕事となったのはテルセーラ(3回目の優勝)で、ACミランとの激しい延長戦を制す一撃となった。
8回の決勝
チャンピオンズリーグでの経歴としては更にもう2回の決勝での出場があり、合計すると8回でパオロ・マルディーニと並んで大会記録となっている。それは1962年のベンフィカ戦と1964年のインテル・ミラノ戦。ヘントはチャンピオンズリーグで合計88試合に出場し31得点を挙げている。
プリメーラ(1回目の優勝) (1956年6月13日):
4-レアル・マドリード:アロンソ、アティエンサII、マルキートス、レスメスII、ムニョス、サラガ、ホセイト、マルサル、ディ・ステファノ、リアル、ヘント
3-スタッド・ランス:ジャケ、ジムニ、ジョンケ、ジロード、ルブロン、シアトカ、イダルゴ、グロバツキ、コパ、ブリアール、タンプラン
得点:
0-1(6分) :ルブロン
0-2(10分):タンブラン
1-2(14分):ディ・ステファノ
2-2(30分):リアル
2-3(62分):イダルゴ
3-3(67分):マルコス
4-3(79分):リアル
審判:アーサー・エリス(イングランド)
スタジアム:パルク・デ・プランス(パリ)
セグンダ(2回目の優勝) (1957年5月30日):
2-レアルマドリード:アロンソ、トーレス、マルキートス、レスメスII、ムニョス、サラガ、コパ、マテオス、ディ・ステファノ、リアル、ヘント
0-フィオレンティーナ:サルティ、マニーニ、オルザン、チェルバト、スカラムッチ、ビザーリ、セガト、ジュリーニョ、グラットン、ビルジリ、モントゥオリ
得点:
1-0(70分):ディ・ステファノ(PK)
2-0(76分):ヘント
審判:レオ・ホルン(オランダ)
スタジアム:サンティアゴ・ベルナベウ
テルセーラ(3回目の優勝) (1958年5月28日):
3-レアルマドリード:アロンソ、アティエンサII、サンタマリア、レスメスII、サンティステバン、サラガ、コパ、ホセイト、ディ・ステファノ、リアル、ヘント
2-ミラン:ソルダン、フォンタナ、マルディーニ、ベラルド、ベルガマスキ、ラディーチェ、ダノーバ、リードホルム、スキアフィーノ、グリージョ、クッキアローニ
得点:
0-1(59分) :スキアフィーノ
1-1(74分) :ディ・ステファノ
1-2(77分) :グリージョ
2-2(79分) :リアル
3-2(107分):ヘント
審判:アルベルト・アルスティーン(ベルギー)
スタジアム:ヘイゼル(ブリュッセル)
クアルタ(4回目の優勝) (1959年6月3日):
2-レアルマドリード:ドミンゲス、マルキトス、サンタマリア、サラガ、ルイス、サンティステバン、コパ、マテオス、ディ・ステファノ、リアル、ヘント
0-スタッド・ランス:コロナ、ロジク、ジョンケ、ジロード、バンベルヌ、ルブロン、ラマルティーヌ、ブリアール、フォンテーヌ、ピアントニ、ビンセント
得点:
1-0(2分) :マテオス
2-0(47分):ディ・ステファノ
審判:アルベルト・ドゥシェ(ドイツ)
スタジアム:ネッカー・シュタディオン(シュトゥットガルト)
キンタ(5回目の優勝) (1960年5月18日):
7-レアル・マドリード:ドミンゲス、マルキトス、サンタマリア、パチン、ビダル、サラガ、カナリオ、デル・ソル、ディ・ステファノ、プスカシュ、ヘント
3-アイントラハト・フランクフルト:ロイ、ルツ、アイゲンブロッド、ヘーファー、バイルバッハー、シュティンカ、クレス、リンドナー、シュタイン、プファフ、マイヤー
得点:
0-1(18分):クレス
1-1(25分):ディ・ステファノ
2-1(29分):ディ・ステファノ
3-1(46分):プスカシュ
4-1(56分):プスカシュ
5-1(60分):プスカシュ
6-1(71分):プスカシュ
6-2(72分):シュタイン
7-2(73分):ディ・ステファノ
7-3(75分):シュタイン
審判:ジャック・モワット(スコットランド)
スタジアム:ハムデン・パーク(グラスゴー)
セスタ(6回目の優勝) (1966年5月11日):
2-レアル・マドリード:アラキスタイン、パチン、デ・フェリペ、ソコ、サンチス、ピリ、ベラスケス、セレナ、アマンシオ、グロッソ、ヘント
1-パルチザン:ショシュキッチ、ユスフィ、バソビッチ、ラショビッチ、ミハイロビッチ、コバチェビッチ、ペチェヤツ、バイッチ、ハサナギッチ、ガリッチ、ピルマイェル
得点:
0-1(55分):バソビッチ
1-1(70分):アマンシオ
2-1(76分):セレナ
審判:ルドルフ・クライトライン(西ドイツ)
スタジアム:ヘイゼル(ブリュッセル)
ビデオ.ヘント、唯一のチャンピオンズリーグ6回優勝を果たした選手