マッチレポート | 26/11/2014 | Alberto Navarro (Basilea)
ベンゼマの絶妙なプレーのあとポルトガル人選手が決めた得点によりレアル・マドリードがバーゼル相手に勝利、15連勝を飾った。- チャンピオンズリーグ
- 5節
- 26/11/2014


ロス・ブランコスは試合を支配し、バーゼルは勇敢にこれに立ち向かった。ボールはマドリードのもので、最初の30分の支配率は72%にまで上った。この間の枠内シュートは2本で、ともにアウェーチームが放ったもの。ベイルが15分にハメスが蹴ったコーナーキックからヘッドで、その5分後にはクリスティアーノ・ロナウドが左足キックでヴァツリークの守るゴールを襲う。
マドリードは欧州大会で初めて8連勝を飾った
両チームとも互いのエリアに踏み込む機会はわずかだったが、35分にベンゼマが天才的なプレーを見せその均衡を崩す。フランス人選手は左サイドでボールを受けるとデゲンをかわし前進、相手エリア内に侵入し後方へパス。クリスティアーノ・ロナウドがPKスポットから先制点を挙げる。フランス人選手はチャンピオンズリーグでのフィーリングの良さを改めて証明した。
2試合連続の無失点
バーゼルは後半により鋭く、勇敢に試合を進めた。ホームチームはより頻繁にマドリードのゴールに迫り、ナバスがエムボロとの1対1で好セーブを見せなければ同点に追いつかれてもおかしくなかった。相手フォワードの選手はキーパーに迫りシュートを放ったが、ナバスは手でこれを防ぐ。
この時点から勢いを増したバーゼルを前に、レアル・マドリードはカウンターで決定機を作る。ロス・ブランコスは2分間で2度の決定機を迎えた。最初はベイル。75分にウェールズ人選手が放ったパワフルなシュートはゴールバーが防ぐ。クリスティアーノ・ロナウドにも再び得点する機会が訪れる。一連のプレーは華麗でさえあった。左サイドでコエントランが起点となり、ベイルがボールを受けてラストパス。ポルトガル人選手のシュートは数センチ単位でゴールをとらえられなかった。
グループリーグ勝ち抜けを手にしているとはいえ、レアル・マドリードは最後まで手堅く試合を進め、勝ち点ゲットを狙う相手をコントロールした。ロス・ブランコスは2試合連続で失点を与えず、今大会唯一の5試合全勝チームとなった。