マドリードが勝ち抜けへ向けリード

レアル・マドリードがサンティアゴ・ベルナベウでチェルシーに勝利、来週火曜のスタンフォード・ブリッジで決着がつくチャンピオンズリーグ準々決勝の勝ち抜けで先手を取った。アンチェロッティ監督のチームはベンゼマとアセンシオが決めた2ゴールにより第2戦へ有利な展開で臨むことになった。

前半は目まぐるしいほどのリズムで進み、すぐに決定機が訪れた。チェルシーは2分に素早いカウンターからジョアン・フェリックスのシュートするもクルトワに跳ね返された。10分後ベンゼマがエリア内でチアゴ・シウバを交わしたあと左足でシュートしたがボールはケパの手へ収まった。好機は続き、マドリードが22分に先制する。カルバハルが敵守備陣の背後へボールを送りビニシウスJr.が左足でのアクロバチックなシュートを放った。ケパはこれを止めたがベンゼマがこぼれ球を押し込み1-0とした。

チェルシーの反撃はすぐに訪れ、1分後スターリングがゴールエリアから放ったシュートに対しクルトワが驚異的な横っ飛びをしなければならなかった。そこからハーフタイムまでは我々のチームしか存在しておらず、3度に渡り得点するチャンスがあった。その最初は26分ビニシウスJr.がフォファナを交わしケパを破る見事なプレーを披露したが、チアゴ・シウバがゴールライン上でボールをクリアした。2つ目は38分。モドリッチのクロスにアラバがヘディングから得点を狙ったがケパが好守で対抗した。最後のプレーの主役になったのはバルベルデで、敵陣でボールを奪い相手エリアまでボールを運んだ。そこからフィニッシュしたが、44分ケパが再び動きに冴えを見せた。

後半に入っても目が離せない展開が続き、モドリッチが50分に美しい弾道のシュートから点差を広げる機会を迎えたがボールは数センチ単位でゴールを外れた。9分後にはチェルシーが一人少ない状態になる。ケパと1対1になりそうなロドリゴを倒したチルウェルが退場処分になった。その後も試合は進み、74分に我らのチームが2点目を奪う。モドリッチがCKから素早いリスタート、クロースがビニシウスJr.へつなぎ、さらにパスをつないでアセンシオをアシストした。バレアレス諸島州出身の選手はゴール正面から狙いすました左足のシュートを決めた。ロスタイムに入ってからケパが弾いたボールからベンゼマが3点目を決めることもできたが、ヘディングシュートはゴールの上を越えた。レアル・マドリードは4月18日ロンドンで行われる第2戦で2点のリードとともに戦うことになる。