レアル・マドリードが国王杯で準々決勝進出を果たした。エスタディオ・デ・ラ・セラミカでカプエとチュクウェゼのゴールにより2-0にされてハーフタイムを迎えたが、後半に入りビニシウスJrとミリトンが得点した後、86分にセバージョスが決勝点を挙げて素晴らしい逆転勝利を成し遂げた。
試合はこれ以上ないほど悪い形でスタートした。ビジャレアルは開始4分にカプエのゴールで先制点を記録した。マドリードのその6分後に反撃し、メンディのマイナスのパスからペナルティエリア内でバルベルデがシュートを打つが枠上に外した。試合は激しいリズムがあり、お互いにチャンスを生み出す展開となった。そんな中、ビジャレアルに決定機が訪れる。18分にカプエがペナルティエリア内に侵入し、マイナスのクロスを入れるが、ジェレミ・ピノは決め切ることができなかった。
ビデオ.2-3:逆転勝利で国王杯準々決勝へ
マドリードは同点ゴールを狙い続け、メンディが中心となって2回続けてチャンスを作っていった。まず34分にメンディが右足でシュートを打つがヨルゲンセンにキャッチされた。続いてメンディがマイナスのクロスを上げ、ロドリゴがシュートを打つが、パウ・トーレスにゴールライン上でクリアされた。そしてハームタイム前、さらに難しい状況に陥ることになった。1-0で前半終了が濃厚となる中、42分にチュクエゼのゴールにより2-0にされたのだった。
ハーフタイム後の完全な支配
レアル・マドリードはハーフタイム後にラインを上げ、ハイプレスのおかげにより何度もボールを奪い、そのひとつで点差を詰めた。アシストをその1分前にクロースとの交代でピッチに入ったセバージョスが記録し、57分にビニシウスがシュートを決めた。我がチームは攻め続け、68分にロドリゴに代わって出場したアセンシオのシュートはビジャレアルGKの美しいセーブで防がれた。しかしその1分後に同点にする。セバージョスがクロスを上げ、ベンゼマのヘディングシュートがヨルゲンセンにストップされた後、ミリトンがそのチャンスを生かして得点を挙げた。
同点になった後、我がチームの方がビジャレアルよりもフレッシュに見え、2-3にするのは時間の問題となり、76分にそのチャンスが訪れる。ビニシウスJrのパスをDF裏に抜けたカマビンガが受け、ヨルゲンセンとの1対1を迎えるもシュートに失敗した。しかし86分にそれが実現する。アセンシオのマイナスのパスから、セバージョスが右足で正確なシュートを放ち、ヨルゲンセンは為す術がなかった。今対戦はセバージョスの出場が決定的となった。先制点でアシストを記録すると、ベンゼマへのクロスで2点目に貢献、そして3点目をマークした。レアル・マドリードはこの勝利で国王杯の準々決勝に進出している。
ヒル・マンサーノ(エクストレマドゥーラ州協会)、線審:ネバド・ロドリゲス、マルティネス・ニコラス、第4審判:ラモ・アンドレス、ビデオ・アシスタント・レフェリー:ハイメ・ラトレ(アラゴン州協会)