アラバのゴラッソでマドリードが勝利

リーガのチャンピオンチームがアルメリアで逆転勝ちしてタイトル防衛への道のりをスタートした。ルーカス・バスケスと、フリーキックから見事なシュートからのアラバのゴラッソでマドリードが勝負をひっくり返し、アンチェロッティ監督のチームが最初の勝ち点3を手にした。6分にラマザニがカウンターから1対1となったクルトワを破って決めたゴールから全てが難しい展開になった。そこからマドリードはチャンスを作り始める。最初は10分。ビニシウスJr.が左サイドからクロス、ベンゼマがシュートするもゴール上を越えた。6分後にはバルベルデがパワフルなシュートで得点を狙ったがフェルナンドの手が行く手を遮った。

我らのチームは引き続き相手エリアで好機を作り続けた。20分にクロース がCKを蹴りクリアされたボールをベンゼマがシュートしたが、ボールはバビッチの体に当たった。同じ顔ぶれで新たなチャンスを迎える。クロースのパスからベンゼマがヘディングシュートを放ったが、ボールは冴え渡る相手守護陣の手に渡った。フェルナンドはさらに2度に渡りチームを救う。まずビニシウスJr.との1対1、次にクロースが蹴ったCKからのリュディガーのヘディングだった。ハーフタイムの直前にはルーカス・バスケスがゴールネットを揺らしたがオフサイドで得点は取り消された。

後半はマドリードが改めて仕掛ける姿勢を見せて始まる。47分ビニシウスJr.のセンタリング性のシュートはフェルナンドを破ったがゴールポストを叩いた。5分後にベンゼマがクロス、バルベルデのシュートはゴールキーパーの手に収まった。ゴールが入るのは時間の問題といった流れで、55分ビニシウスJr.の好パスからベンゼマが改めて狙う。エリア内からの左足のシュートにはまたフェルナンドの好反応が待っていた。

試合展開に相応しい同点劇は試合開始から1時間後。積極的な動きを見せていたビニシウスJr.がエリア内で相手2選手を抜いてシュート。これはフェルナンドの体に当たったが、数回の跳ね返しのあとルーカス・バスケスが左足のキックでゴールネットを揺らした。勝ち点3を取るまであと30分が残されていたがゴラッソでそれが現実になる。途中出場で数秒前にピッチへ入ったアラバがゴール正面で得たFKを左足での見事なキックで決めた。逆転劇が現実のものになり、チャンピオンチームは試合終了まで知性的にプレーして国内リーグ最初の勝ち点3を獲得した。