レアル・マドリードは2022/23シーズンに向け準備を継続中。カルロ・アンチェロッティ監督率いるチームはサンフランシスコのオラクル・パークで行われたサッカー・チャンピオンズ・ツアー第2戦でクラブ・アメリカと引き分けた。メキシコのチームに先制されるもベンゼマとアザールのゴールで逆転。しかしPKで追いつかれ2-2の同点で終了した。
5分にラユンのシュートをヘンリーがフリーで受けルニンから先制点を記録した。クラブ・アメリカはその後も攻め続け、その直後にセンデホスがロングシュートを放つ。一方、マドリードは時間の経過とともにプレーのペースを掴んでいき相手ゴールに迫り始めた。そしてベンゼマがアセンシオと連携してリターンを受け、オチョアが為す術もない芸術的なカーブをかけたシュートをゴール右下隅に突き刺した(23分)。
決定機
失点したにもかかわらず、クラブ・アメリカは後ろに引くことなく再びリードを目指した。そして30分過ぎにラユンがFKからゴールを狙うもルニンにキャッチされた。一方、アンチェロッティ監督率いるチームはすぐさま反撃し、再びベンゼマが主役となった。フランス代表FWが素晴らしい個人プレーを披露し、ペナルティエリア手前で2人をかわし右足でシュートを放つもわずかに枠を捉えられなかった(41分)。さらにハーフタイム直前、リュディガーがクロースのCKからヘディングシュートを放ち、あと一歩で2-1にするところだった。
ビデオ.プレシーズン第2戦は引き分けで終了
ハーフタイム後、アンチェロッティ監督はチュアメニ、カマビンガ、アザール、ミリトン、バルベルデ、セバージョス、アラバ、ロドリゴを投入する。そして48分、バルベルデの低空のクロスからベルギー代表FWがシュートを打つがクロスバーの上に飛ばした。その後もレアル・マドリードが攻め続け、アラバがセットプレーからゴールを狙っていった(51分)。その3分後、ルーカス・バスケスがペナルティエリア内でレジェスに倒され、主審がPKの笛を吹き、アザールが決めリードした。さらにアンチェロッティ監督率いるチームは3点目を狙い、チュアメニがゴールを奪いにいくが、ロングシュートはゴール上を越えていった(59分)。
その後、クラブ・アメリカが反撃し、バルデスのシュートがルニンの守るゴールの左ポストをかすめた(64分)。一方、その次のプレーでセバージョスが3-1にするチャンスを得たが、ヒメネスのファインセーブに阻まれた。さらに72分、チュアメニの右足シュートもメキシコ人GKに防がれた。その8分後、主審がトビアスのフィダルゴへの厳しい判定のPKの笛を吹いた。ルニンがそのPKをストップするも、早く前に出たため主審がやり直しを命じる。これを元マドリディスタのフィダルゴが決め同点にした。レアル・マドリードは最後まで勝利を目指し、最後の5分間でロドリゴとアラバが2度の決定機を掴み勝利に近づくも、最終的にサッカー・チャンピオンズ・ツアー第2戦は引き分けで終了した。