マッチレポート | 29/01/2017 | Alberto Navarro
コバチッチ、クリスティアーノ・ロナウド、モラタのゴールで勝利したチームは2位との勝ち点差を4に広げる- リーガ
- 20節
- 日, 29 1


リーガの後半戦、レアル・マドリードはこれ以上ない形でスタートさせた。 サンティアゴ・ベルナベウでロス・ブランコスはレアル・ソシエダに勝利し、リーガのタイトルを争うライバル達との勝ち点差を広げることに成功。試合数が1試合少ないものの、チームはバルセロナ、セビージャに勝ち点差4、アトレティコ・マドリードに勝ち点差10をつけている。
決定機の数こそ決して多くはなかったが、緊迫した戦いとなった前半。12分、右サイドでルーカス・バスケスがロドリゲスを置き去りにしてマイナスのクロスを送る。だが、ラウール・ナバスがPKスポットの前でクリアし、マドリードはチャンスをものに出来なかった。4分後、アウェーチームはお返しとばかりにチャンスを作る。ウィリアン・ホセの遠目のFK、ケイラー・ナバスがしっかりとしたセーブをみせ、先制点を与えることを許さない。
コバチッチが先制点
時間は過ぎていくが、明らかな試合の支配者はいなかった。このままハーフタイムに入るかと思われた38分、クリスティアーノ・ロナウドの素晴らしいアシストからコバチッチがルジとの1対1のチャンスを迎え、飛び込むソシエダの守護神の動きをしっかりと見据えた正確なシュートでネットを揺らす。この瞬間からホームチームに試合の流れが傾く。
17人が得点を決めているレアル・マドリードは、リーガで最も多くの選手が得点を決めているチーム
後半、完璧なスタートをチームは見せる。時計の針が再開から5分を指す前に、レアル・マドリードは得点差を広げる。主役は1点目と同じ。だが、その役割は変わっていた。コバチッチのアシストからクリスティアーノ・ロナウドがルジとの1対1のチャンスを手にし、鮮やかなチップキックで制した。チームの2点目は、サンティアゴ・ベルナベウでのラ・レアル戦6試合でクリスティアーノ・ロナウドが決めた12点目となった。
チャンスを作り出すマドリード
ロス・ブランコスの勝利はすでに脅かされるものではなくなっていた。時間の経過とともに勝利はより確実なものとなり、72分にはクリスティアーノ・ロナウドのFKからモラタがネットを揺らす。だが、主審はオフサイドのファールと判定。1分後、ルーカス・バスケスがルジからプレゼントパスを受けるが、スペイン代表のシュートはラ・レアルGKが自らしっかりと清算した。
自由にプレーをするマドリディスタ。1分後にはイニゴ・マルティネスが2枚目のイエローカードとなりレアル・ソシエダは10人となった。数的有利の状況をロス・ブランコスはしっかりと利用する。82分、ルーカス・バスケスのクロスから試合を決める3点目をモラタが頭で決めた。リーガ首位のマドリードはこの夜の勝利で更に確固たるものとなった。