マッチレポート | 08/05/2016 | Alberto Navarro
クリスティアーノ・ロナウドの2ゴールとベンゼマの1ゴールがロス・ブンラコスのバレンシア戦の勝利を決定づけ、リーグ戦11連勝を記録。- リーガ
- 37節
- 日, 08 5


30分が経過する前にマドリードが先制する。しかしその1分前にもクリスティアーノ・ロナウドに得点を決める決定的なチャンスがあった。それは25分のプレーで、クロースの素晴らしいロングパスを受けたポルトガル代表FWは巧みにコントロールするも、GKディエゴ・アウヴェスとの1対1でゴールを決めることはできなかった。しかしそれは警告に過ぎず、その次のプレーで1-0とした。ペナルティエリア外でボールを受けたクリスティアーノ・ロナウドはDFアブデヌールに追いつかれないようにボールをタッチし、対角線上に足を振りぬきネットに突き刺した。
ルーカスのチャンス
ロス・ブランコスは先制点を挙げるという難しいミッションはクリアしたが、それに満足することなく点差を広げることを目指し、34分にはそのチャンスが訪れる。マルセロのクロスをルーカス・バスケスがヘディングシュートするも、ディエゴ・アウヴェスにダイビングでセーブされる。その後、バレンシアがリアクションを見せ、その3分後には同点にする決定的チャンスを迎えた。しかしすでにカシージャを抜いていたカンセロのシュートは枠を捉えることはできなかった。
クリスティアーノ・ロナウドはレアル・マドリードでのベルナベウ通算200ゴールに到達。
ベンゼマのゴール
そのような流れでハーフタイムに入ると思われた時に、ベンゼマが2点目を奪った。42分、クリスティアーノ・ロナウドのクロスをフランス人FWは背を向けながらシュートを放つも、アウヴェスが再びスーパーセーブを披露。しかしプレーは続きカンセロからボールを受けたベンゼマは今度はブラジル人GKを破り、ロス・ブランコスは試合を譲ることはなかった。
後半、ロス・マドリディスタスはより激しく、そしてさらに鋭利にスタートし、49分にはベンゼマが2点目を決めるチャンスを得た。しかしルーカス・バスケスのクロスからヘデュングシュートを放つも、ディエゴ・アウヴェスの再びの素晴らしいダイブによりCKへと逃れられた。一方、バレンシアは再び反撃を開始し、53分にはパレホがクロスバーを叩くFKを放った。そしてその2分後にはバレンシアが点差を詰めてきた。ロドリゴがバランのクリアをうまく生かし、ペナルティスポットからカシージャを破ったのだった。
ロス・ブランコスの3点目
レアル・マドリードがリアクションを起こすのに時間はかからず、その6分後には3点目を奪った。ハメスのライン間を通すパスを受けたクリスティアーノ・ロナウドがディエゴ・アウヴェスとの1対1を迎えると、左足でドブレテを記録。後半は白熱した展開となるが61分には再びそれが証明された。パレホの左足のシュートに対してカシージャがスーパーセーブを見せ、触ったボールはゴールに入らずにポストに当たった。さらにカシージャはその10分後にもゴールエリアからのアルカセルのシュートをCKに逃がし、自分の価値を証明した。
アルベロアへ拍手喝采
ジダンは79分、クリスティアーノ・ロナウドに代えてアルベロアを投入。その時、カンテラ出身選手は盛大な拍手喝采で迎えられた。レアル・マドリードのユニフォームを着てベルナベウ最後の試合をキャプテンマークを巻いてプレーした。カシージャはハイパフォーマンスを継続し、80分にもロドリゴとの1対1をセーブした。しかし81分のペナルティエリア外からのアンドレ・ゴメスのシュートに対しては、同じようにはいかなかった。スコアは3-2となり、バレンシアはロドリゴの一発レッドの退場により1人少ない状態で戦わなければならなくなった時、試合時間は10分を切っていた。ロス・ブランコスはアドバンテージをコントロールする術を知っており、リーガは最終節で決することになった。