マッチレポート | 05/11/2013 | アルベルト・ナバーロ(トリノ)
後半にクリスティアーノ・ロナウドとベイルが得点したエル・ブランコは、ユベントスとのアウェー戦を引き分けで終え、ベスト16まで1ポイントとした。- チャンピオンズリーグ
- 4節
- 火, 05 11


両チームは非常に似た4-3-3のシステムで激突。開始5分、ユベントスのポグバが試合最初のシュートを放つも、これはゴールの外へ。これに対し、マドリードは2倍にして返す。9分にロナウドが放った一撃はポストの脇へ。その4分後、カセセレスからボールを奪ったベイルが右足で試合最初の枠内シュートを飛ばしたものの、GKブッフォンに難なくセーブされた。
互いに攻め合う展開となり、今度はユベントスが攻勢に出る。17分、ポグバが右足のアウトサイドでクロスを入れると、ペペがクリアしようとしたボールが自軍のゴールへ。しかし、カシージャスが見事に反応し、事なきを得た。グループ突破の望みをつなぎたいユベントスとベスト16入りを決めたいマドリードの思惑が交錯する中、両チームとも激しく戦った。
攻勢を強めたホームチームは、28分に先制のチャンスを迎える。ビダルがカウンターの起点となり、ポグバがつなぐと、テベスのクロスからジョレンテがヘディングシュート。だが、カシージャスが再びファインセーブを披露し、アウェーチームのゴールを守った。
エル・ブランコは先制されながらも試合を引き分けで終え、勝ち上がりまで1ポイントとした。
両者無得点のままハーフタイムを迎えると思われたが、均衡は42分に敗れる。バランがペナルティーエリア内でポグバに対するファウルをとられ、ユベントスに与えられた疑惑のPKをビダルが決めた。前半ロスタイム、マドリードにも同点とするチャンスが訪れたが、ロナウドがマルセロのクロスにペナルティースポット付近から合わせたシュートは、クロスバーを越えた。
逆境にも強いアウェーチームは、後半から反撃を開始。46分にはベイルがさっそくシュートを放った。
ボールを支配したマドリー度は、ユベントスを押し込んで52分に同点ゴールを奪う。カセレスのミスにつけ込んだベンゼマが、ロナウドの上がりを待ってラストパス。ポルトガル代表ストライカーはブッフォンとの1対1を制し、スコアを1-1とした。
ゲームを支配
勢いに乗るエル・ブランコは、56分にシャビ・アロンソがボレーで狙うも、惜しくもクロスバーに阻まれる。その直後、今度はユベントスがゴールに迫ったものの、58分にカシージャスがジョレンテの至近距離からの一撃を止め、チームを救った。
すると2分後、グループBの首位チームは逆転に成功。ロナウドが起点となったカウンター攻撃を、ベイルが左足のフィニッシュで締めくくり、マドリードでの大会初ゴールをマークした。しかし、アウェーチームの喜びもつかの間、カセレスのクロスからジョレンテがヘディングシュートを決め、試合を振り出しに戻した。
ラスト25分間でも、激しい攻め合いが繰り広げられた。マドリードはモドリッチのスルーでベンゼマに決定機が訪れるも、フィニッシュはゴールの上へ。最後まで攻め続けたアウェーチームは、押し気味のまま引き分けで試合を終えた。勝ち点1を加えたエル・ブランコは、残り2試合で勝ち点1をさらに追加すれば目標を達成できる。
I・カシージャス GK