「自分はただのチームプレーヤー」
パスのスピードと精度、視野の広さで中盤に君臨するレアル・マドリードの“頭脳”。2011年の国王杯、2012年のリーガとスペイン・スーパーカップの優勝に大きく貢献した。
サッカー一家に生まれ、父親や兄と同じくプロの道を選択。地元サン・セバスティアンのクラブ、アンティグオコでキャリアをスタートすると、すぐに有名クラブのスカウト陣に注目される存在となった。
程なくしてレアル・ソシエダに引き抜かれ、多くの経験を重ねてサッカー選手として成長する。しかし欧州屈指のMFとして評価されるようになったのは、イングランドのリバプールへ移籍したあとだった。レッズ(リバプールの愛称)でも在籍1年目から主力としてチームを支え、中盤で大きな存在感を発揮。チャンピオンズリーグ決勝ではリバプールに欧州王座をもたらす原動力となった。
スペイン代表でも主力として活躍しており、2010年にはワールドカップ南アフリカ大会で世界を制覇。2008、2012年の欧州選手権を制したスペイン代表の一員でもある。