「リバウンドが得意で、ハードワークをいとわない。コートを縦横無尽に走り回る」
スペインバスケット界の至宝と称される期待の若手で、ラグン・アロGBCへの期限付き移籍から2013年にエル・ブランコに復帰。マドリードのカンテラ育ちで、プロとして必要な経験を積んだ今、チームにとって重要な歯車的役割を期待されている。多彩な能力を持つ選手で、中距離や長距離のショットから得点を決められるほか、リバウンドもやすやすとこなす。非常に優れた運動能力を生かし、カウンター攻撃のフィニッシュや電光石火のトランジションはお手のものだ。
マドリード生まれのスモールフォワードは、パブロ・ラソ監督のもと2011年にデビュー。彼の期限付き移籍からの復帰は、このポジションのさらなる強化につながっている。ジュニア時代はすべての年代でスペイン代表としてプレー、うち2つの年代で欧州選手権優勝を経験。マドリードに復帰した今シーズンは、新たな成功に向けて大きな一歩を刻みたいと意気込んでいる。
事あるごとに現在のチームメイト、セルヒオ・リュルのファンであることを公言し、憧れの選手だと語っている。ポジションこそ違うが、マオン出身のポイントガードは、若きスモールフォワードにとって成功のお手本になっているようだ。最近のバスケットボールにまつわる最高のシーンとしては、2004-05シーズン、ビトリアでのタウ戦でアルベルト・エレーロスが決めた3ポインターを挙げている。この試合に勝利したレアル・マドリードは、同シーズンのリーグタイトルを獲得した。
コートを離れると、映画好きの顔を持つ。一番好きな作品は『幸せのちから』、お気に入りの俳優はハビエル・バルデムだ。また、音楽ではアメリカのラッパー、エイコンの曲をヘッドホンステレオで一番よく聞いているという。