レアル・マドリードは譲らずー。チームはゴールラッシュでレアル・ソシエダの先制点をひっくり返し、セビージャとの差を8ポイントとしてリーガ首位の座をより確かなものにした。開始9分にオヤサバルがPKを決めてアウェーチームが先制したが、カマビンガとモドリッチがともにエリア外からの素晴らしいシュートを決めアンチェロッティ監督のチームがハーフタイムを前に逆転。後半に入りベンゼマがPKを、さらにアセンシオが勝利を決定付けた。国内リーグの首位チームはすでに来週水曜に行われるPSGとのチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦(スペイン時間:21時、日本時間:翌日5時)に思考を切り替えている。
キックオフから10分に満たない時点で全てが不利な状況になった。カルバハルがシルバを倒したことで得たPKをオヤサバルが決め、レアル・ソシエダが先制する。このゴールがレアル・マドリードのリアクションを促し、相手へのプレッシャーを強め敵陣で素早くボールを奪いチャンスを作り始めた。得点機が続けて訪れる。36分にモドリッチがクロス、カゼミーロがゴールエリアで待っていたがル・ノルマンがゴールライン上でこれをクリアした。違った形になったのが4分後のプレーで、カマビンガのパワフルなロングシュートが決まり同点に追いついた。
ビデオ.4-1: 首位チームが勝利、後続との差を広げる
チームの勢いは増しリードを狙って攻撃の手を強める。42分にはベンゼマが相手ゴールを揺さぶったが前のプレーでミリ単位のオフサイドがあり取り消された。その1分後にこの夜のもう1つのゴラッソが生まれる。モドリッチがエリア外でボールを受け敵のマークを外すと左足のキックでラミロにはどうすることもできないスペクタクルなロングシュートを決めた。レアル・マドリードは2つのゴラッソで逆転しリードを奪った。この時点でまだ45分が残っており、アンチェロッティ監督のチームは優勢に満足することなく点差を広げるべく攻撃を続けた。60分にはカルバハルがクロス、エリア内のベンゼマが胸でボールコントロール、反転してレミロの意表を突くシュートを放った。
ゲームは進んでいたがチャンスはレアル・マドリードの方へ訪れ続けていた。62分にビニシウスJr.がクロス、ボールはラフィーニャに当たったあとわずかにゴールの枠を外れた。リーガ首位チームの3点目が入るのは時間の問題だったが、76分にそれが現実のものになる。ビニシウスJr.がエリア内でアリツに倒されて得たPKをベンゼマが確実に決めリーガ20点目をマークした。3分後にはさらにもう1点が生まれる。相手ゴールエリアまで攻め込んだカルバハルが途中出場したばかりのアセンシオをアシスト、左足インサイドで勝利を決定付けた。
レアル・マドリードがサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムでの無敗を13(リーガ11戦、チャンピオンズリーグ2戦)に伸ばした。戦績は10勝3分けとなっている。
ヒル・マンサーノ(エクストレマドゥーラ州協会)、線審:バルベロ・セビージャ、マルティネス・ニコラス、第4審判:コネへーロ・サンチェス、ビデオ・アシスタント・レフェリー:エストラーダ・サンチェス(カタルーニャ州協会)