マッチレポート | 02/05/2015 | Alberto Navarro
白熱した試合はクリスティアーノのヘディングでのハットトリックで決着。- リーガ
- 35節
- 土, 02 5


CL準決勝進出チームとUEFAヨーロッパリーグ準決勝進出チームの手に汗握る試合。キックオフから30分、得点こそ生まれなかったが、両チームに決定機があった。9分にクリスティアーノ・ロナウド、5分後にアレイクス・ビダルがチャンスを迎えた。だが、セルヒオ・リコ、カシージャスが好セーブを見せ、ゴールを許さない。
クリスティアーノ・ロナウドはリーガ史上最多となる25回のハットトリックを達成。
だが、36分にしっかりとポルトガル人FWは決める。パスを受けたイスコが左足でクロスを上げると、クリスティアーノ・ロナウドは誰よりも高く飛び、ヘディングでネットをゆらした。リードを奪ったレアル・マドリード。だが、1分後にチームは得点差を広げる。今回はハメスのクロス。チチャリートがヘディングでボールをつなぎ、ポルトガル人FWがヘディングで再びミケル・リコの守るゴールを打ち破った。ゴールへの飽くなき執着心が、GKにとって容易だと思われたボールをゴールへと変換した。この日2点目、そしてリーガ41点目が生まれた。
さらに白熱
だが、前半はそれだけで終わらなかった。セビージャは得点差をロスタイムに縮める。アレイクス・ビダルがラモスに倒され、バッカがPKを決め、試合を生きたものにする。全ては手に汗握る残り45分に託された。このゴールはサポーターの後押しと共にホームチームに勢いを与えるものとなり、高いリズムの後半が始まる。
ベイルの復帰
時計の針は進んでいき、アンチェロッティは66分にチチャリートに代えてベイルを投入する決断をする。これがタイムリーな交代に。ウェールズ代表はピッチに出て2分後に、クリスティアーノ・ロナウドの3点目のアシストを決める。スペクタクルなポルトガル人FWのヘディングシュートは、ゴールの欲しい時間帯に完璧なものとなった。
3点目はロス・ブランコスに落ち着きを与えたが、それは11分間しか続かなかった。イボーラがゴールを決め、試合の興奮は再び高まる。レアル・マドリードはサンチェス・ピスフアンで初勝利を収めるためには苦しまなければいけないことをわかっていた。苦しいものだが、その甲斐ある勝利となった。リーガのタイトルはまだ生きている。残された試合はわずかに3試合だ。