ポジション：DF            
出場試合数：公式戦497、親善試合140
通算得点数：3
スペイン代表：26試合

生涯マドリード一筋だったディフェンダーのプレーは、常に努力と献身の精神に裏付けられていた。現役中にはスペイン代表として26試合に出場。クラブでも1987年、欧州チャンピオンズカップのナポリ戦でマラドーナを完璧に抑え込んだ功績により、サッカー史にその名を残した。その試合では、アルゼンチン代表フォワード相手に印象的な股抜きパスを成功させる技巧も見せている。
 
レアル・マドリードにはフベニルから入団し、23歳でファーストチームデビューを果たす。そのシーズンはディ・ステファノ監督 の下、リーガ、スペインカップ、リーグカップ、スーパーカップ、UEFAカップウィナーズカップのすべてで準優勝に終わったものの、翌シーズンには自身7回経験することになる最初のリーガ優勝を果たし、さらに国王杯、スペイン・スーパーカップ、UEFAカップも獲得。現役最後の年にはクラブ通算7度目の欧州制覇を成し遂げ、花道を飾った。
 
16シーズン過ごしたマドリードで数百試合をプレーした後、1998年に引退。その際には「子供なら誰でも夢見ることを達成した喜びと共に行くよ。レアル・マドリードに入って、何年もプレーし、このクラブでキャリアを終えるということをね。これ以上、何を望めるというんだい？」と語った。サッカーシューズを脱いでからも、クラブからは離れず、ファーストチーム付き職員を務めている。