- フルネームジャシント キンコセス
- 出身地
- 生年月日17/07/1905
世界最高のDF
出場試合数:205
スペイン代表:25試合
冷静かつアクロバティックなクリアで世界にその名をとどろかせたバスク出身のディフェンダー。サモラとシリアコとのコンビはスキルや強さにおいて学ぶべきことが多く、サッカー史に残る鉄壁の守備陣として今なお高く評価されている。レアル・マドリードではチームの中心選手として活躍し、リーガとスペインカップでそれぞれ2回ずつ優勝に貢献した。
故郷サン・アントニオでサッカーを始め、一度は契約を断られたアラベスに1925年に加入。シリアコのパートナーを務めたことで飛躍的に成長し、アラベスには欠かせないコンビネーションを築き上げる。結果的にその活躍はレアル・マドリードの目に留まることとなり、相棒と共にアラベスから引き抜かれた。
エル・ブランコでは加入直後から成功を収め、在籍1年目に無敗でリーガを制覇する。しかしスペインでは内戦が勃発したため、キンコセスを含むレアル・マドリードの選手は大半がその影響を受けてしまった。結局、この対立はチームを解散に追い込む要因となったが、キンコセスは現役を退く1942年までプレーを続けている。
レアル・マドリードの最終ラインに安定感をもたらした結果、当然のようにスペイン代表にも選出された。同代表では通算25試合に出場したほか、1934年にイタリアで行われたワールドカップでもプレー。スペイン守備陣は「世界最高」との評価を勝ち取った。1997年5月10日死去
経歴
- リーガ2回
- スペインカップ2回