スペシャル
レアル・マドリードが史上8度目のクラブワールドカップ優勝を達成した。このタイトルは2014年、2016年、2017年、2018年に獲得したものと、3度のインターコンチネンタルカップ優勝(1960年、1998年、2002年)に加わり、同大会における比類なき経歴を形成するものとなった。今大会はラバトのスタッド・ムーレイ・アブドゥラで行われた準決勝のアル・アハリ(エジプト)戦(1-4)、決勝のアル・ヒラル(サウジアラビア)戦(5-3)に勝利し優勝を果たした。
今大会の初戦ではビニシウスJr、バルベルデ、ロドリゴ、アリーバスがアフリカのクラブ相手に大量得点を記録した。続くタイトルマッチでもビニシウスJrとバルベルデが再び主役を務め(両選手とも2得点)、さらにベンゼマもゴールを決め、このクラブワールドカップでレアル・マドリードの伝説の一部となった。
このタイトルのもうひとりの主人公はレアル・マドリードで記録を破り続けるトニ・クロース。ドイツ人MFはクラブワールドカップに6度優勝した唯一の選手であり、同大会における個人タイトルのトップに立っている。「クラブワールドカップに6度優勝できてとても幸せだ」とコメントしていた。
今回のクラブワールドカップでチームを率い、我がクラブで9タイトル目を獲得したアンチェロッティ監督も特筆に値する。指揮官は優勝後、「雰囲気はファンタスティックだった。素晴らしい時間を過ごせたし、タイトルとレアル・マドリードの全ての幸福感とともに帰ることができる」と満足感を示した。同様にラバトでサポーターズクラブ向けの感動的なイベントを主宰したフロレンティーノ・ペレス会長も「クラブワールドカップを勝ち取るには、チャンピオンズリーグに勝たなければなりません。マドリードはチャンピオンズリーグと切っても切れない関係であり、このクラブワールドカップはその道のりの最後を飾るものです」とタイトル獲得の喜びを表現した。