マッチレポート | 19/06/2018 | Edu Bueno | 写真: Víctor Carretero
ブエサ・アレナで行われた第4戦で再び勝利し通算成績はを3勝1敗に。27ポイント、評価33のルディが決勝のMVPに選ばれた- プレーオフ・リーガ・エンデサ
- 4 試合 (決勝)
- 火, 19 6


試合開始の時点でレアル・マドリードは史上最多となる試合数をこなすシーズンになっていた。83戦目はそれまで3試合と全く異なるシナリオでスタートする。シュート成功率が低く、フィジカル要素の高い内容。最初に主導権を掴んだのはバスコニアで、ジャニングが2本連続で3ポイントショットを決めて勢いに乗る(21-14、7分)。レアル・マドリードはリング下の攻防を優位に進め、キャロルの6ポイントを含め18ポイントの16を稼ぎ出した。しかし5回のボールロストが響き相手のリードで第1ピリオドを終えた(21-18)。
守備陣とルディ
マドリードは第2ピリオドからプレーの激しさを増しリバウンドで相手を上回る。攻撃ではルディが他を寄せ付けない3ポイントのショーを展開。このピリオドだけで17ポイントと評価21もの数字を稼ぎ出した。これはバスコニアがこの10分で記録したのと同数。この間のスコアは15-2と圧倒的で、15分で6ポイントのリードを手にした。バスコニアはグレンジャーの好プレーで反撃しハーフタイムまでに持ち直した(38-42、20分)。
最近6年で4回目のタイトル獲得
後半に入り試合は加熱する。しかしロス・ブランコスはブエサ・アレナのプレッシャーに我を忘れることなく、ウエルタスとボーボアがポイントを重ね接戦を演じたバスコニアは(51-52、25分)。
メンタルの強さ
双方が殴り合いを演じる中でレアル・マドリードが一歩を踏み出す。再び守備陣の踏ん張りで、カンパッソ、コゼール、ルディ、トンプキンス、アヨンで構成されたチームは第3ピリオドの終盤、凄まじいほどの鉄壁さを披露した。アルゼンチン人ポイントガードが素晴らしい時間帯を作ればコゼールがゲームを作りアヨンが攻撃面を担当。一方ルディはこの日5本目となる3ポイントシュートを決めた。その全ては最終ピリオドに入る前に13−2と圧倒し8ポイント差をつけることになった57-65)。
最後の猛攻に耐えるマドリード
6本目の3ポイント(27ポイント、評価33)を挙げたルディとアヨンの活躍でロス・ブランコスは35分には64-75の11ポイント差とリードを広げる。これによりタイトルが俄然現実味を帯びでくる。しかしその前に苦しむ時間帯が訪れた。ボーバアがバスコニアを牽引、2分間で7−0とし勝利を諦めない執念をみせる(73-77、37分)。チャンピオンになるための産みの苦しみというところ。ホームチームに追い風が吹くなか、レアル・マドリードは今年のチームの強さを秘訣を示す。それは正真正銘のチームになるということ。試合終了まであと2分40秒の時点で78−81。ボールキープから24秒のところでドンチッチが決定的な3ポイントシュートを決めた。バスコニアにとってこれが大きなダメージになった。カンパッソがさらに3ポイントショット2本を沈め、最終的に85−96で試合終了、34回目のタイトル獲得を決めた。リーガは再びロス・ブランコスのものに。これで最近6年で4回目の制覇となった。