マッチレポート | 29/10/2016 | Alberto Navarro (Vitoria) | 写真: Toni Villalba
C・ロナウドの3ゴールとモラタのゴールでアラベスに逆転- リーガ
- 10節
- 土, 29 10


一方、レアル・マドリードは15分過ぎに同点に追いつく。ベイルのFKがペナルティエリア内で壁に入ったデイベルソンの手に当たりPK。それをキッカーのクリスティアーノ・ロナウドがGKパチェコの逆を突き1-1として、試合は再び振り出しに戻ることになった。
クリスティアーノ・ロナウドのゴール
ジネディーヌ・ジダン監督はペペが負傷したため24分に交代を余儀なくされ、ナチョを投入した。そして試合は両チームがお互いにチャンスを作る白熱した展開となったが、クリスティアーノ・ロナウドが再び試合の均衡を破るゴールを決めている。33分、ベンゼマとの連携で抜け出したロナウドがペナルティエリア外からシュートを放つ。ボールはDFフェダルの足に当たり、方向が変わってパチェコの守るゴールに吸い込まれ、チームはポルトガル代表FWの2ゴールにより逆転に成功した。
クリスティアーノ・ロナウドはリーガで対戦した31のライバル相手にゴールを記録
レアル・マドリードは驚きとともに後半をスタートする。キックオフ直後、カマラサがケイラー・ナバスと1対1のチャンスを得るも、ナバスがファインセーブを見せた。レアル・マドリードを苦しめてきたアラベスに対し、ナバスは54分にもデイベルソンのペナルティエリア外正面からのシュートをストップしている。一方、その2分後にロス・ブランコスは反撃を見せ、クリスティアーノ・ロナウドがペナルティエリア外からシュートを打つも、わずかに枠を捉えることができなかった。
アウェーチームのチャンス
時間が経過していき、レアル・マドリードは後半最初の15分間、ただアラベスの激しいリズムを振り払うだけでなく、さらに点差を拡げるチャンスも作っていった。そして69分にはコバチッチのクロスから、クリスティアーノ・ロナウドが高く飛び、オーバーヘッドでゴールを目指したのだった。
3試合連続ゴールを記録したモラタ
レアル・マドリードに落ち着きを与えるゴールは時間とともに近づいていった。そして79分、クロースがCKを蹴った際、クリスティアーノ・ロナウドがペナルティエリア内で倒されPKを得る。しかしロナウドのキックはパチェコにセーブされCKとなった。その3分後、モラタが勝利を決定づけた。マルセロの相手DFの裏を通す素晴らしいパスを受けたモラタがループシュートでGKの頭上を抜き、3試合連続となるゴールを記録した。さらに88分、クリスティアーノ・ロナウドがペナルティエリア内でゴールを決め、ハットトリックを完成させた。首位チームは苦しみながらも逆転に成功し、リーガ優勝争いのための非常に価値ある勝ち点3を手に入れている。