ポジション：FW           
出場試合数：公式戦66
通算得点数：20
イングランド代表：3試合

俊敏でスピードのあるエレガントなフォワードは1対1で圧倒的な力を発揮。攻撃のポジションすべてをこなし、左足での確かなシュートと見事なボールコントロールを披露した。レアル・マドリードに入団した最初のイングランド人選手でもある。
 
ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンで21歳の時にデビュー。輝きに満ちた2年間を送るうちに、UEFAカップのバレンシア戦での活躍がレアル・マドリードの目に止まる。他クラブとの競合もあったものの、厳しい交渉の末に移籍が成立した。
 
「黒真珠」との愛称を持つフォワードはカンプ・ノウで拍手を浴びた数少ないマドリードの選手と化す。1980年2月10日、バルセロナを2-0で破った試合では、行く手を阻む相手選手全員をドリブルでかわす活躍に場内が総立ちとなった。
 
入団当初は期待の持てるスタートを切ったものの、身内の不幸により、うつ状態に陥る。1983年には当時のロン・アトキンソン監督がマンチェスター・ユナイテッドにレンタル移籍させるよう、クラブに頼むまでに至った。ユナイテッドの後はオリンピック・マルセイユやラージョ・バジェカーノでプレー。1989年7月15日に交通事故で帰らぬ人となった。