レアル・マドリードの最初の練習場は1963年5月18日にオープン。当時、欧州クラブとしては最大のスポーツ施設で、11万平方メートルの敷地面積(現在の面積の9.1%に相当)を有していた。
この、他に類を見ない規模の練習施設は、歴代の一流選手に使用されてきた。さらにはレアル・マドリード、そしてスペイン代表の最も偉大な選手たちが、ここで技を磨いてきた。
開設当時に掲げられた理念は今でも変わらず、多くの成果を挙げている練習場だが、今では21世紀にふさわしく、施設は大幅な改善を遂げている。
施設の進化は、写真を見ると一目瞭然だ。モノクロ写真からはかつての練習場の様子がうかがえる。建設機械をとっても、当時使われていたものと現代式の掘削機では大きく違う。シウダード・レアル・マドリード建設に際しては、91万立方メートル以上の土砂が取り除かれた。