セルヒオ・ロドリゲスは我がクラブの歴史の最も重要な成功のサイクルで中心的な選手であった。2010年-2016年と2022年-2024年の2期に渡って所属した8シーズンで、ユーロリーグ2回、インターコンチネンタルカップ1回、リーガ4回、国王杯5回、スペイン・スーパーカップ5回の計17タイトルを獲得した。さらに、2013-14シーズンにはユーロリーグのMVPとベストファイブ、2013年のスペイン・スーパーカップMVP、そしてリーがのベストファイブのメンバーに3度選出された（2012-13シーズン、2013-14シーズン、2015-16シーズン）。そのファンタジー溢れるプレーと不可能なパスでマドリードのファンを幸せにした唯一無二の異色のポイントガードだった。

エル・チャチョは18歳の時にエストゥディアンテスでプロデビューを達成。そして20歳でNBA入りを果たし、ポートランド・トレイルブレイザーズ、サクラメント・キングス、ニューヨーク・ニックスでプレーした後、レアル・マドリードに加入した。我がクラブで過ごした6シーズンの第1期後、2017年にNBAに戻り、フィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属。セルヒオ・ロドリゲスはNBAで計358試合に出場した。そして2017年にヨーロッパへ戻り、CSKAモスクワでユーロリーグ1回、リーグ2回に優勝し、オリンピア・ミラノでプレーした（リーグ1回、カップ戦2回、イタリア・スーパーカップ1回に優勝）。2022年にレアル・マドリードに戻り、カウナスでのウンデシマ（11回目の欧州制覇）に貢献した。

セルヒオ・ロドリゲスはは154回選ばれたスペイン代表においても超越的で伝説的な存在となっている。2006年に日本で開催されたワールドカップと2015年にフランスで開催された欧州選手権で優勝した。さらに、2つの銀メダル（2012年オリンピック、2007年欧州選手権）と3つの銅メダル（2013年と2017年の欧州選手権、2016年オリンピック）を獲得。個人レベルで2015年の欧州選手権でベストファイブのメンバーに選ばれている。