ビニシウスJr.の‘ハットトリック’などで圧勝

 レアル・マドリードが前半ロドリゴ、ミリトン、ルーカス・バスケスの負傷を乗り越えサンティアゴ・ベルナベウでオサスナにゴールラッシュを展開、代表戦ウィークによるリーガ中断を前に重要な勝ち点3を獲得した。ビニシウスJr.がハットトリックで試合の主役となり、さらにベリンガムが我らのチームにゴールをもたらした。アセンシオが公式戦デビューを飾り、2-0のシーンでイングランド代表をアシストした。
マドリードはキックオフから高い集中力とともにスタート、試合を通して主導権を握った。最初に攻め手となったのがロドリゴでロングレンジから左足シュートを放ちエレーラがCKへ逃れた（14分）。20分ブラジル代表選手は怪我によりピッチを離れなければならなくなりブラヒムと交替した。7分後には敵エリア内で倒れたミリトンも負傷する不運が続き、カスティージャのセンターDF、アセンシオがトップチームで公式戦デビューを果たした。
ビニシウスJr.とベリンガムのゴール
チームは負傷者を乗り越え、8分間で2ゴールを挙げた。最初はビニシウスJr.で、34分ベリンガムのパスを受けてエリア内へ侵入、相手3選手に迫られながらも右足シュートを放ち1-0とした。4分後ルーカス・バスケスの怪我でレアル・マドリードがダメージを受ける。同選手は3回目の選手交代を使わないためにハーフタイムまで耐えた。そして42分にベリンガムのゴールが訪れた。イングランド代表選手はアセンシオが出した40m以上のスペクタクルなパスを受け、右足の繊細なタッチで相手GKの頭上を破った。ハーフタイム直前にはカマビンガが3点目を決めることができたが、シュートはゴールバーの上をかすめた。

 後半に入っても試合の流れは変わらず、マドリディスタたちは相手ゴールマウスへ改めて迫るのにほとんど時間がかからなかった。48分エムバペがエリア内でビニシウスJr.とコンビプレーのあとゴール逆サイドを狙ったが外れた。ブラジル代表選手は次のプレーでしくじることはなかった。相手CKからボールを抑えたルニンは走り込んでいた味方選手をすぐに見つけロングボールを供給、ビニシウスJrはアレソを交わしさらに敵守護神もドリブルで置き去りにして無人のゴールにボールを押し込んだ（61分）。
ビニシウスJr.がマドリードで4回目の‘ハットトリック’ 
ビニシウスJr.にとってはこれで十分ではなく、8分後にレアル・マドリードで自身4回目となるハットトリックを達成した。ビラヒムが敵エリアでボモヨからボールを奪い、ブラジル代表選手へパス、エレーラを前に右足シュートを沈めた。そこからアンチェロッティ監督は得点した2選手を休ませアルダ・ギュレルとエンドリッキを投入。その後スコアは動かず、我らのチームはリーガ8勝目を挙げた。