エムバペの4ゴールによりアテネで勝利

レアル・マドリードがスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスで行われたオリンピアコス戦でチャンピオンズリーグの第1フェーズ4勝目を挙げた。そのためにシャビ・アロンソ監督のチームはシキーニョの先制点をひっくり返さなければならなかった。そしてそこには7分に満たない間にハットトリック を果たしたエムバペの輝かしい活躍があった。後半に入りテレミが2-3とするも再びフランス代表がビニシウスJr.の2アシスト目を受けて4点目を決めた。ギリシャのチームは諦めず、80分にエル・カービが最終スコアの3-4とした。

試合は非常に高いリズムで始まり、3分ビニシウスJr.がまずゴール正面からツォラキス相手に仕掛け、ホームチームの守護神は好セーブで対抗した。ギリシャのチームの反撃は強烈なもので、最初の得点機となった8分にシキーニョがギリギリのコースを突いたシュートで先手を取った。ゴールはオリンピアコスに気負いを与え、11分後再びシキーニョのパワフルなシュートで点差を広げることもできたが、この時はルニンが好セーブで立ちはだかった。

7分以下でエムバペがハットトリック
反撃しなければならない状況でシャビ・アロンソ監督のチームはそれを見事にやって見せた。7分以下、正確には6分43秒で状況をひっくり返したが、それはチャンピオンズリーグ史上2番目に早いエムバペのハットトリックによって果たされた。1-1 の場面は美しい形でもたらされた。22分ビニシウスJr.が右足アウトサイドでアシストし、フランス代表選手がツォラキスとの1対1となった好機にしくじることはなかった。1-2のシーンはアルダ・ギュレル-エムバペの新たなコネクションから生まれた。24分トルコ代表選手が右足でクロスを供給、フランス代表選手は力強いヘディングでゴールネットを揺さぶった。1-3はカマビンガが我らの10番の選手をアシスト。ゴール逆サイドへ放つシュートで相手GKを破った。

チュアメニのシュートはゴールバーへ
この辺りが我らのチームにとって1番の時間帯で、30分を過ぎたこ今回はビニシウスJrが得点する。しかし前のプレーでのエムバペのオフサイドで取り消された。我らのチームは突風のように進み、36分エリア正面からのチュアメニのシュートはゴールバーを叩いた。レアル・マドリードはビニシウスJr.が1対1の場面を迎えてリードを広げることもできたが、数センチ差でシュートは外れた。ロスタイムに入りルニンがエル・カービのヘディングシュートをビックセーブで止めた。

後半は最悪の形で始まった。タレミのヘディングにより53分に点差が縮まり、スタディオ・ヨルギオス・カライスカキスのスコアは拮抗したものになった。素晴らしい出来を見せていたビニシウスJr.がスペクタクルなプレーで敵3人を交わして前進したが、1対1の場面でツォラキスがこの戦いを制した。ブラジル代表選手の執拗な攻めは60分に実を結ぶ。ランニングでレツォスを上回りこの日2つ目のアシスト、エムバペが押し込み4点目を決めた。

試合は勝負ありに見えていたが、80分に状況が動く。エル・カービが3-4にした。そこから最終盤までシャビ・アロンソのチームはスタディオ・ヨルギオス・カライスカキスでオリンピアコスを熱心に支える雰囲気の中でもリードを守る術を知っており、チャンピオンズリーグ第1フェーズの4勝目を挙げた。