スペクタクルなゲーム、そして勝負の行方はマンチェスターへ

サンティアゴ・ベルナベウで過去2大会の優勝チームによるスペクタクルな試合が展開された。チャンピオンズリーグ準々決勝の第1戦はサッカーの頌歌となり、我らのチームは2度に渡りリードを許す展開となった。ゴール正面からカマビンガが放ったシュートがルベン・ディアスに当たりオウンゴール、またロドリゴのゴールによりベルナルド・シウバの先制点から逆転して2-1でハーフタイムを迎えた。マンチェスター・シティはフォーデンとグヴァルディオルがともにゴール正面からのシュートを決めて再びリードするも、アンチェロッティ監督のチームはバルベルデの素晴らしいボレーシュートでまたも押し込みと根性を示し3-3で終えた。

立ち上がりは全てが裏目に出た。開始1分チュアメニがイエローカードを受けて累積警告により第2戦は出場停止になり、ロングレンジからのプレスキックでベルナルド・シウバが先制点を挙げた。始まったばかりで0-1。だがレアル・マドリードはダメージを感じさせることなく、またファンからのサポートを受けながら2分間で逆転する。同点のシーンは12分、カマビンガがゴール正面からシュートを放ちボールはルベン・ディアスの体に当たったことでオルテガを破った。ベルナベウがまだこの同点の余韻に浸っている間の14分ビニシウスJr.が素晴らしいパスを供給、走り込んだロドリゴが1対1となった相手GKを破った。

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試合開始から15分間で3ゴールが生まれ、選手と観客にとって息つく暇もないハラハラの展開に。マンチェスター・シティは長いポゼッションから我らのチームの素早い展開を防ぐのが狙いでチャンスらしいチャンスは作れなかった。対照的だったのはアンチェロッティ監督のチームで、3度のカウンターで点差を広げることも可能だったがバルベルデ、ロドリゴ、ビニシウスJr.のシュートはオルテガの手に収まった。後半に入っても試合のシナリオは変わらなかった。イングランドのチームはボールを確保、レアル・マドリードは素早い攻撃を仕掛け常に得点機となっていた。53分にはベリンガムが仕掛け左足でのシュートはゴールを外れた。より決定的だったのは3分後にビニシウスJr.が迎えたチャンス。ブラジル代表選手はオルテガと1対1になったがゴールを陥れられなかった。

過去2大会の欧州王者は激しく感情を揺さぶる試合を展開。66分にはフォーデンがゴール正面から同点弾をマークし、ルニンにはどうすることもできなかった。 4分後には再びゴール正面からのパワフルなシュートからアウェーチームがリード、今回はグヴァルディオルが決めた。2-3はダメージが大きかったがレアル・マドリードは常に逆境から立ち上がるチームで79分にそれを証明、3-3とする。ビニシウスJr.が左足でクロス、バルベルデが素晴らしいボレーでオルテガを破った。全ては17日エティハド・スタジアムで決まる。