ビニシウスJr.のハットトリックなどでスペクタクルな逆転劇
Real Madrid
完了Dortmund
レアル・マドリードは60分まで0-2でリードを許していたが、鮮やかな2ゴールを含むブラジル代表選手の3得点と、リュディガーとルーカス・バスケスの2点でドルトムント戦で試合をひっくり返した

レアル・マドリードがベルナベウで改めて忘れられないヨーロッパ戦線の夜を展開した。60分までマレンとギッテンスのゴールにより0-2と不利な展開だったが、スペクタクルな後半の戦いにより34分で5得点を挙げ不可能にも思える逆転劇を現実にするDNAを披露した。まず60分リュディガーが力強いヘディングシュートで点差を縮め、2分後ビニシウスJr.が2-2とした。83分にはルーカス・バスケス が逆転弾を決め再びビニシウスJr.が素晴らしい個人技から4-2とした。ブラジル代表選手の輝きはこれにとどまらず、ロスタイムに改めて夢のようなプレーでハットトリックを達成した。
試合はゆっくりとしたリズムで始まり両チームが非常に長いポゼッションを展開したが、30分マレンのゴールで全てが変わった。4分後にはギッテンスが点差を広げ0-2とした。我らのチームの反撃はすぐに始まり36分ビニシウスJr.がクロス、2列目から前線へ攻め上がったベリンガムがエリア内からヘディングシュートしたがボールはコベルの手に収まった。続くプレーでロドリゴが反転して放ったシュートはゴールバーを叩き、こぼれ球からベリンガムも得点を狙ったがこれも再びバーに当たった。
スペクタクルな後半
0-2のままハーフタイムを迎えたが後半は全く違うものになった。アンチェロッティ監督のチームは相手を圧倒、53分に点差を縮めるチャンスを迎えた。メンディがクロス、シュロッターベックが跳ね返すもそのボールはルーカス・バスケスの元へ。コベルがDFのシュートを止めた。それでも7分後はどうすることもできなかった。エムバペがアシスト、リュディガーがヘディングで相手を圧倒してゴールを決めた。我らのチームはここで止まることはなく62分に同点とする。モドリッチがエムバペの相手ライン間での敵マークを外す動きを確認、シュート体勢に入ったところでシュロッターベックがボールを突いたがこぼれたところにいたのはビニシウスJr.でゴールに押し込んだ。主審は最初にオフサイドで得点を取り消したものの、VARがゴールは有効だったと判定した。
ヨーロッパチャンピオンは疾風のように前進、 アンチェロッティ監督とベルナベウに押し込まれた相手を無力化した。好機は続け様に訪れる。79分エリア内でエムバペがボールを受け、クロス供給すると見せかけてジューレを交わして左足でシュートするがこれは注意深くプレーを見ていたコベルが弾き返した。3分後にはバイヤーにも得点機が巡ってきたがゴール前でクルトワがシュートコースを変えた。
ビニシウスJr.のハットトリック
そこから先は我らのチームの一人舞台に。83分ルーカス・バスケスが逆転となる3-2をマーク。エリア内から右足を振り抜きゴールの逆サイドネットを突き刺すもので、そのあとはビニシウスJr.のエキジビションになった。86分敵陣でボールを受け右足でゴール隅に珠玉のフィニッシュ。輝く後半はこれにとどまらない。ロスタイムに入りボールを受けるとグロスとヴァルデマール・アントンを交わしたあとパワフルな左足ショットでボールネットを揺らした。ブラジル代表選手がハットトリック、そしてレアル・マドリードがチャンピオンズリーグで2勝目を挙げた。