ビニシウスJr.がドブレテを記録し決勝進出の行方はベルナベウで決する

レアル・マドリードがリードを奪い、その後バイエルンの2ゴールに追いついたスペクタクルな第1戦を終え、チャンピオンズリーグ決勝進出の行方はサンティアゴ・ベルナベウで決定することになった。前半半ばにクロースの見事なアシストからビニシウスJr.が先制点を記録した。後半バイエルンはサネとPKからケインがゴールを決め、逆転に成功する。しかしアンチェロッティ監督率いるチームは諦めず、83分にビニシウスJr.のPKで同点に追いついた。 5月8日（水）に我々のスタジアムとサポーターが判決を下すことになる。

試合はバイエルンの非常に速いペースでスタート。開始1分に決定的チャンスが訪れたが、斜めからのサネとの1対1をルニンがファインセーブした。マドリードは最初の15分間、苦戦を強いられたが、再び試合が求めるシナリオに適応する能力の高さを見せつけ、前半半ばにリードを奪った。24分、好プレーを連発したクロースが中盤でパスを受けると、ディフェンス裏に抜け出すビニシウスJr.を見つけ、見事なスルーパスで0-1のゴールをアシストした。

チャンス
このゴールですべてが変わった。レアル・マドリードがボールをキープし始め、支配率をどんどん高めていき、バイエルンを敵陣に押し込んだ。しかしハーフタイム後、試合は一進一退の攻防戦となっていった。そんな中、我がチームに51分に点差を広げるチャンスが訪れる。ビニシウスJr.がカウンターを仕掛け、ベリンガムが続き、最後はクロースがペナルティエリア手前からシュートを打つが、ノイアーの好守に阻まれた。その2分後、バイエルンはサネの個人技で同点に追いついた。

ビニシウスJr.ドブレテ
このゴールで勢いづいたホームチームは56分、ムシアラに対するルーカス・バスケスのファールで獲得したPKをケインが決めてリードを奪う。わずか3分間で劣勢の状況になったものの、我がチームは79分にゴールチャンスを得る。これは先制点につながったプレーとよく似ていた。モドリッチの素晴らしいパスがディフェンス裏を抜け、今度はビニシウスJr.が斜めの位置からノイヤーとの1対１を迎えるが、同点のチャンスを阻止された。しかしその4分後、同じようには止められなかった。ビニシウスJr.がペナルティエリア手前で素晴らしいプレーを見せ、パスを受けたロドリゴが振り向いた時にキム・ミンジェに倒される。ビニシウスJr.がこのPKを決めてドブレテを記録し同点に追いついた。ベルナベウが来週水曜日に判決を下す役割を果たし、チームとサポーターはウェンブリーでの決勝進出を目指すことになる。