ありがとうクロース!
Real Madrid
完了Betis
トニ・クロースのサンティアゴ・ベルナベウ最後の試合でレアル・マドリードはベティスと引き分けリーガを終えた
トニ・クロースはレアル・マドリードのレジェンドで、サンティアゴ・ベルナベウはそのスペクタクルな経歴に相応しい栄誉と共にお別れをした。選手はリーガチャンピオンの最後の試合で主役となり、チームは来週土曜ウェンブリーでボルシア・ドルトムントと対戦するチャンピオンズリーグ決勝を前にベティスと引き分けて国内リーグの素晴らしいシーズンを締めくくった。アンチェロッティ監督のチームには勝利するだけのチャンスがあったが最後まで0-0のスコアが維持された。
2チームが仕掛けた10分のあと主導権を握ったのはマドリードだった。14分を過ぎたてから2回の先制チャンスがあった。最初はビニシウスJr.がロドリゴへパス、ゴール正面から狙ったシュートはゴールの枠をとらえなかった。続くプレーでメンディの右足シュートをソクラティスがクリアした。そのすぐあとベティスが反撃、ロドリのロングシュートはゴールを外れた。
ビニシウスJr.がヒールであわやゴール
試合開始から30分が経過したところでアンチェロッティ監督のチームが再び得点シーンを迎える。ロドリゴがドリブルでミランダを突破、エンドラインまで持ち込んでビニシウスJr.へパスしたがヴィエイテスが右足ヒールでのシュートを止めた。ハーフタイムの前にアンダルシア州のチームはジョニーが0-1としたが、主審はVARの連絡を受けモニターで得点シーンをチェックしたあとマルク・ロカのオフサイドと判定した。
後半開始直後にペジェグリーニ監督のチームは2度の決定機を迎えた。最初はサバリが右足シュートを放ち、そのあとアヨセのシュートをクルトワが好セーブで防いだ(51分)。レアル・マドリードは得点を狙い、ベリンガムの右足シュートであわやのシーンを演出したがヴィエイテスが止めた。試合は行きつ戻りつの展開となり、再びクルトワがミランダのシュートを鮮やかな形で阻んだ(60分)。
感動的なクロースとのお別れ
65分にはウィリアン・ジョゼが得点したが、オフサイドの位置からのシュートでスコアには反映されなかった。クルトワに替わって途中出場したケパは82分にアブデのシュートを止めた。2分後クロースが距離のあるところからのFKで得点を狙ったがヴィエイテスはCKへ逃れた。これがドイツ代表選手の最後のプレーで、途中交代でサンティアゴ・ベルナベウを去った時にはこれ以上ない大きな喝采に包まれた。レアル・マドリードの次の目標は6月1日ウェンブリーで通算15回目の欧州制覇となる。