前代未聞の判定がレアル・マドリードのメスタージャでの勝利を阻む

2 -2

Valencia

完了

Real Madrid

ベリンガムが最後のプレーで決勝点を決めたが、ヒル・マンサーノ主審はボールが宙に浮いている時に試合終了の笛を吹いたため、ゴールは認められなかった

前代未聞の判定がレアル・マドリードのメスタージャでの勝利を阻む
レビューAlberto Navarro

ヒル・マンサーノ主審の前代未聞の判定により、レアル・マドリードはメスタージャでバレンシアに勝てなかった。2-2で迎えた試合終了間際のプレーでブラヒムがペナルティエリア内にクロスを入れ、ベリンガムがヘディングシュートに叩き込み2-3とした。しかし、主審はブラヒムのクロスが空中にあった時に試合終了の笛を吹いたためノーゴール。リーガ首位チームは勝ち点3に値したが、2-0のリードを許した試合で勝ち点1しか獲得できなかった。ビニシウスJr.の2ゴールで同点に追いつき、最後はヒル・マンサーノ主審の判定で決着がついた。

試合はマドリードがボールをキープしてスタートしたが、バレンシアは27分にウーゴ・ドゥーロのチャンスで先制する。その2分後、ルニンとの1対1を制したヤレムチュクのゴールで事態はさらに悪化した。首位チームは2-0を逆転するために反撃が必要となり、41分にバルベルデがペナルティエリア手前からの強烈なシュートで点差を詰めるところだったが、ママルダシュビリの好セーブに阻まれた。そしてアディショナルタイム、カルバハルがクロスを上げると、ボールはハビ・ゲラの胸に当たってペナルティエリア内を流れ、ビニシウスJr.がゴールネットを揺らした。これでハーフタイムを2-1で折り返し、ロッカールームに入った後にシナリオが変更された。

レアル・マドリードはボールをよりスピーディーに動かし、バレンシアに数メートル後方で守備をすることを強制した。そして54分に同点のチャンスが訪れる。メンディのパスをベリンガムがDF裏で受け、ペナルティエリア内に侵入し、モスケラを見事なフェイントで突破した。しかしその後に放ったシュートはママルダシビリを破れなかった。その後、バレンシアが反撃し、ディエゴ・ロペスがゴールエリア内からシュートを打つも、 3-1にするゴールをルニンの素晴らしいセーブで阻止された。

ビニシウスJr.のドブレテと論争
アンチェロッティ監督率いるチームは同点ゴールを目指して攻め続け、70分にブラヒムがペナルティエリア手前から左足のアウトサイドでシュートを放つがわずかに枠外。その5分後に2-2の同点となった。ブラヒムの正確なクロスをビニシウスJr.が頭で決め、ドブレテを記録した。全てが拮抗した展開となり、アディショナルタイムに突入した後、ヒル・マンサーノはフラン・ガルシアがウーゴ・ドゥーロを倒したと判断してPKの笛を吹いたが、VARの指示を受け、オンフィールドレビュー後に最初の誤った判定を修正した。