エムバペの素晴らしいパフォーマンスによりサン・マメスで圧勝

レアル・マドリードがサン・マメスで行われた前倒し開催のリーガ第19節で勝利した。キックオフからアスレティック・クラブを圧倒したが、その主役は間違いなくエムバペだった。今季25ゴールのフランス人選手は、またしても見事なプレーを披露した。7分に素晴らしいシュートで先制し、2点目ではカマビンガをヘッドでアシストした。そしてハーフタイム後、ペナルティエリア手前からの強烈なシュートでドブレテを記録した。

試合はハイテンポでスタートし、多くのチャンスが生まれ、開始5分に先制のチャンスが訪れた。ビビアンのクリアミスからエムバペが相手DFをかわし、その後でウナイ・シモンとの1対1を迎えるも、好セーブに阻まれた。ウナイ・シモンはさらにその直後、ビニシウスJr.がペナルティーエリア手前から放った強烈なシュートも同様に防いだ。しかしその2分後にチームを救うことはできなかった。それはエムバペのゴラッソだった。トレントの絶妙なパスを受けたフランス人選手は見事なボールコントロールでレクエをかわし、さらにラポルテも抜き去り、ペナルティーエリア手前からの見事なショットでウナイ・シモンを破った。

リードを広げるカマビンガ
アスレティックは25分にグルセタの左足のシュート、その5分後にベレンゲルのGKとの1対1と2度のチャンスで反撃したが、いずれもクルトワにファインセーブされた。その好プレー後、ビニシウスJr.が主役を演じ、2度の決定的チャンスを作った。まず32分にウナイ・シモンをかわして角度のない位置からシュートを打つも、ポスト脇を直撃。その6分後にミリトンから見事なロングパスを受け、GKとの1対1を迎えたがセーブされた。これはマドリードにとって最高の時間帯となり、その成果が42分に出た。トレントが敵陣で長いポゼッションを開始し、バルベルデ、ビニシウスJr.、エムバペ、カレーラス、ベリンガムがプレーに参加した後、トレントが相手ペナルティエリアに入ってクロスを上げ、エムバペがヘッドでカマビンガのゴールをアシストした。カマビンガは失敗することなく、ゴールライン上でヘディングシュートをゴールネットに突き刺した。

ハーフタイム後はエムバペが再び姿を見せるまで、試合は膠着状態となった。フランス人選手は59分にペナルティエリア前でボールをコントロールし、顔を上げ、コースを突く強烈なシュートを決めてウナイ・シモンを驚かせた。エムバペは直近3試合で7得点、シーズン通算25得点（リーガ16得点、チャンピオンズリーグ9得点）を記録し、得点を重ねている。0-3というスコアはホームチームのあらゆる反撃を断ち、試合のペースは落ちていった。そのため82分にバルベルデのシュートがウナイ・シモンにセーブされた以外、両ペナルティエリアでチャンスはほとんどなかった。唯一のネガティブな点は、サン・マメスのピッチでトレントとカマビンガが負傷交代を余儀なくされたことだ。