1-4: Madrid reach the Club World Cup final

レアル・マドリードがラバトのスタッド・ムーレイ・アブドゥラでアル・アハリに勝利し、クラブワールドカップの決勝進出を決め、今週土曜日（スペイン時間：20時、日本時間：日曜4時）にサウジアラビアのアル・ヒラルと対戦する。アンチェロッティ監督率いるチームはハーフタイム直前にビニシウスJrの美しいゴールで試合を有利に進め、後半にバルベルデ、セバージョスのファンタジー溢れるプレーとバックヒールのアシストを受けたロドリゴ、そしてファーストタッチでのアリーバスの得点が欧州王者の勝利を決定づけた試合を経て、8回目の世界タイトルを目指す。

前半は両チームにチャンスがある見応えある展開となったが、より多くの決定機を作ったのはレアル・マドリードだった。しかし19分、カウンターからシェリフがゴール上を外すシュートでエジプトのチームが最初の決定機を迎える。さらにその8分後、アブデルモネムのヘディングシュートも枠を捉えられない。それ以降、アンチェロッティ監督率いるチームに最高の時間帯が訪れ、2回続けてのチャンスでゴールに迫った。まず28分にロドリゴがDF裏にパスを出し、ビニシウスJrがやや角度のないところでエル・シェナウィとの1対1を迎えるも失敗した。その直後、今度はロドリゴがエル・サリアからボールを奪い、素晴らしいフェイントでメトワリィを抜いたが、シュートはポストに阻まれた。

30分が経過し、エル・シャハトがクロスを上げると見せかけてシュートを放つが、ルニンのファインセーブに阻まれた。テンポの非常に速い展開でチャンスがコンスタントに生まれる中、ビニシウスJrが姿を見せる。ブラジル代表FWは42分、メトワリィのミスを見逃さず、美しいチップキックでエル・シェナウィを破り先制点を記録した。前半をいい形で終えたマドリードはさらに素晴らしい形で後半をスタートした。モドリッチのパスを受けたロドリゴが相手ゴールを背にしながらボールをコントロールし、素早いターンでGKとの1対1を迎えるも相手の方が上手だった。しかしその弾かれたボールをバルベルデが拾い、フェイントでアブデルモネムをかわして、GKを芝生に倒し難なくゴールを決めた。

我がチームがゲームをコントロールし、56分にビニシウスJrがペナルティエリア内でメトワリィに倒されたが、VAR確認後、PKの笛を吹かれず反対に1-2にされた。一方はPKがもらえず、もう一方はPKを与えられる形になった。エル・シャハトがカマビンガにペナルティエリア内で倒されてPKを獲得し、マールルが点差を詰める。この得点によりエジプトのチームは自信を深め、さらに69分にカウンターから同点のチャンスを得るが、アフシャのシュートはゴール上を越えていった。

ファンタジー溢れるゴール
アル・アハリが同点ゴールを目指してラインを上げ、78分にCKからモハメドがヘディングシュートで同点のチャンスを得るも、ルニンにダイビングでセーブされた。一方、83分にビニシウスJrがペナルティ内でエル・ソリアに倒された後、主審がそのプレーをモニターで確認してPKの笛を吹いた。しかしモドリッチのサイドへのキックはエル・シェナウィに防がれる。その後、アディショナルタイムにこの試合を決めるゴールが訪れた。ロドリゴがバックヒールでアシストを記録したセバージョスとファンタジー溢れるプレーを見せた後に得点を決めるが、これで終わらない。さらに投入されたばかりのアリーバスが左足で対角線状のゴールを記録して1-4にした。