シャビ・アロンソ:「我々はマドリディスモを興奮させるようなことができる」
「大きな誇りと責任を感じている。私にとって素晴らしい日であり、新たな時代の始まりをとても楽しみにしている」とレアル・マドリードの監督として初めての記者会見で語った

シャビ・アロンソが今後3シーズンに渡るレアル・マドリードの新監督としてのプレゼンテーションを終え、シウダー・レアル・マドリードで記者会見に出席し、初会見で次のように語った。「今日は一生に一度しかない、とてもエキサイティングな忘れられない日だ。自分の家に戻れることに誇り、責任、熱意、エネルギーを感じている。この新しい時代を始めるのがとても楽しみだ」
「私は目まぐるしさを感じていない。この要求はカルロが成し遂げてきたことをよく物語っている。挑戦ではあるが、マドリディスモを興奮させ、火をつけるようなことをしていきたい。それが私とコーチングスタッフがここに来た理由だ。自分たちには必要な促進力となるエネルギーがあると確信している」
マドリーを改善するために必要なことは?
「チーム分析をしたが、それは自分のアイディアと開始するプロジェクトのために使用する。監督は選手たちに依存しており、彼らは非常に高い競争力を持っている。課題はチームを作り、全員がひとつになることだ。それが非常に大きな力になる」
「我々の義務はあらゆる面において常に改善を望むこと。レアル・マドリードの監督になってから、クラブと合意をするためのビジョンを持ちたいと思っている。メンバーはとてもいいし、選手たちと一緒にスタートできることを楽しみにしている。私は要求を持って来るのではなく、働きたいという願望を持ってやって来た」
いつ来ることを決断した?
「それは双方が機能しなければならない。マドリードが相手を欲し、自分が来たいと思う必要がある。後者は通常問題ない。私は昨日からレアル・マドリードの監督だと思っているし、今日、あなたたちとクラブのすべての人たちと一緒にいることで、その思いがさらに強くなった。次のステップは選手たちと一緒にいることだ。でもすでに何人かの選手とは会ってはいる。さっき下にいたからね」
「昨日、公式声明が発表されて、まるで知らなかったように知ったんだ…それは明らかだった。昨日からいろいろと話し合い、すでに合意している。どう改善するかを考えることが重要だ。今日から私はここにいて、すでに決断を下している」
クラブワールドカップでチームを率いること
「このようなことが起こったのは状況によるものだし、プロセスを前進させ、お互いを知り、タイトルを目指して戦う機会となる。それが我々の野望であり、この2つをうまく組み合わせることができれば素晴らしいスタートを切れるだろう。それが今日から私が考えていることだ」
プレースタイル
「今日のサッカーは柔軟性やダイナミックさ、駒を動かすことが求められるので、その質問を気に入っている。プレーのやり方についてはいくつか考えがあるし、チームには感情やエネルギーを伝え、人々とつながることを望んでいる。共生が不可欠なものになるだろう。我々には一緒に働くための良い選手たちがいるし、一人一人のポテンシャルを向上させ、ピースを合わせてチームを作るために、日々の仕事に取り組んでいきたい」
「選手たちには、自分が最も快適な場所でプレーし、フィジカル、戦術、メンタルの資質をより発揮できるよう場所でプレーしてほしいと思っている。良い点は優れた選手がいることであり、あとは私の問題だ。試合を見て、バランスの取れたチームになるにはどうしたらいいか、チームの個々の資質の中でコントロールできるようにするにはどうしたらいいかをすでに考えている。そうすることで、個々の資質が開花するような安定性を得られるだろう」
ベリンガムのポジション
「彼は特別であり、どのポジションでも特別になれる。私が来た時はドルトムントにいたし、レアル・マドリードでの台頭は歴史的だった。彼は今後何年にも渡って不可欠な存在になるだろうし、彼と一緒に仕事をし、重要な選手になるための絶好の機会だ。彼のポテンシャルを生かし、我々は可能な限り効果的なプレーをしたいと思っている」
マドリードでの準備はできているか?
「今がその瞬間だと感じている。すべての面で最適なタイミングだ。私は昨日から、興奮して信じたいと思っている人々の気持ちを感じている。それは私に多くのエネルギーを与えてくれるし、その後もちろんピッチでそれを示さなければいけない」
最も影響を受けた監督は?
「おそらく私ががここに座っているのは、みんなの影響のおかげだと思う。幸運にも非常に優れた監督に恵まれ、彼らに対して好奇心や共感を持つように努めた。父が監督だったので、おそらく一番影響を受けたかもしれない。少しずつ自分の小さな本が完成していくが、改善点については積極的に取り組む必要がある。私はすべての選手といい関係を築こうとしているし、それはポジティブなことだ」
選手たちへの対応
「私は普段、自分のことをあまり話したくないが、練習や試合、ミーティングで、選手たちとの距離を縮める必要がある。選手一人一人が必要としているものを感じるためには、そうしたつながりが必要だ。自分が監督であることは分かっているが、みんなの近くにいるのが好きなんだ」
モドリッチ
「彼に対してはあまり客観的ではない。我々はチームメイトだったし、ピッチでもとても相性が良かった。彼はチームの指揮者であり、偉大なレジェンドだ。先日の送別会を見ると、クラブとルカのこれまでの活躍を誇りに思う。私は少し前まで彼と一緒だったし、彼のことを楽しむつもりだ。クラブワールドカップで彼と一緒にいられるのは光栄なことだ」
エムバペとビニシウスJr.
「他の多くの選手と同じように、あのレベルの選手がいるのは幸運なことだ。2人は他とは違う選手であり、彼らのベストを引き出さなければならない。もし彼らがベストの力を発揮すれば、チームはより勝利に近づくだろう。私にはアイディアがいくつかあるし、彼らと一緒にいるまでまだ時間はあるが、それに取り組んでいくつもりだ。良好な関係とコミュニケーションがあれば、物事はうまくいく。彼らはハイレベルな選手たちであり、それが私のやらなければならない仕事だ」
ロドリゴ
「彼はマドリードの選手であり、私はみんなと会話をするつもりだよ。そうする必要があるし、お互いを知るつもりだ。彼は素晴らしい選手だし、我々に必要だ」
ハイプレス
「我々はチャンスを掴みたいと思いっている。それをどう行うかを。そのためにはどうするかを考えなければいけない。今はさまざまなコンセプトに対応する方法を知る必要がある。主導権を握り、野心的で積極的なプレーをすることを考えているし、それを実現できる選手がいると確信している」