アンチェロッティ:「タイトルを維持するためにあらゆる熱意を持ってリーガをスタートする」

「マジョルカ戦はいつも苦しんできたので、勝つために全力で戦うつもりだ」とレアル・マドリードの指揮官は語った

アンチェロッティ:「タイトルを維持するためにあらゆる熱意を持ってリーガをスタートする」
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カルロ・アンチェロッティ監督シウダー・レアル・マドリードでの記者会見に出席し、エスタディ・マジョルカ・ソン・モッシュで行われるマジョルカとのリーグ開幕戦(スペイン時間:日曜21時30分、日本時間:月曜4時30分)に向けて次のように分析した。「明日リーガが開幕する。我々は昨季優勝に値したタイトルを維持するために、熱意や意欲を持ってスタートする。マジョルカ戦はいつも苦しんできたし、今季は監督が交代し、非常に経験豊富で有能な新たな監督がやってきた。我々は勝つために全力で戦う必要がある」

「クラブワールドカップとインターコンチネンタルカップはまだ不透明なので、我々がいくつの大会を戦わなければなければならないのか分からない。それでもこの先に控えるすべての大会、すべての試合をしっかり戦うつもりだ。誰も7冠については話していない。日程はハードなので、我々は明日から始まる自分たちが戦わなければならない試合のことだけを考える必要がある。日程は厳しいので3日おきに準備することを考えなければならないが、このメンバーならすべての大会を戦い抜ける」

「クラブワールドカップとインターコンチネンタルの日程はまだオーガナイズされていない。そのためシーズンがいつどうなるか分からないし、7冠のことは考えられない」

ロドリゴの貢献
「大いに貢献してくれている。アタランタ戦で我々が4-4-2のブロックで臨んだ時、彼は中盤のラインで守備をしてくれた。とてもよかったし、データもそのことを裏付けている。攻守に渡り大いに貢献してくれたよ」

ベリンガムのポジション
ベリンガムのポジションは昨シーズンの終盤と変わらなかった。いつも中盤の左でプレーしているし、私はポジションを変えなかった。時々、ビルドアップをサポートするために下がる時もあるが、攻撃的な役割は同じだ。変更を加えるかもしれないし、加えないかもしれないので、私は明日のチームを検討する必要がある」

チームワーク
「どの選手に対しても、いくつゴール決めなければいけないなんて決して言うつもりはない。なぜなら私も選手もそのことを分からないからだ。私が選手たちに求めるのは、チームのためにすべてを捧げること。私は常にチームとして働くことに集中し、選手たちもそう考えなければならない。皆に技術的、戦術的、あるいはモチベーションを高める資質があるし、選手たちはそれをチームで持ち込む必要がある」

クロース
「初戦はうまくいったが、クロースは特別な選手だったので、我々はずっと彼がいないことを寂しく思うだろう。新たなクロースを見つけるのは不可能なので、チームは新しいことに適応しなければならない。しかし、あまりにも慣れすぎるとモチベーションが失われるので、それは悪いことではない。逆に新しいものを入れれば、選手たちはもう少し考える必要がある。それはモチベーションや集中力にとって良いことだ」

期待
「我々、特に選手たちは現実について考えている。試合に出て、勝つのが難しいのがいつなのかを知っているのは彼らだからね。試合ではクオリティ、コミットメント、犠牲心が求められる。5月に何が起こるかを考えることはできない。我々がやるべきことはすべての試合で勝利を目指し、5月をいい形で迎えられるように取り組むことだ」

メンバー
「メンバーはもう確定しているので、あとは移籍市場が終わるまで12日間待たなければならない。アラバは間もなく良い状態で回復するのでCBの補強は必要ない。また、我々と一緒にプレーする準備ができている若い選手たちもいる。残念ながらジョアンは負傷したが、ハコボアセンシオもいる。彼らは試合によっては貢献できるだろう」

選手たちのクオリティ
エムバペビニシウスJr.ロドリゴベリンガムが初めて一緒にプレーしたが、コンビネーションに大きな問題はなかった。良い選手たちはクオリティの高いプレーをするための閃きやアイディアを兼ね備えている。彼らには一緒にプレーする術があるので、私が他のことを試す必要はない」

エムバペの適応
「我々はマドリードにやってきたすべての新しい選手たちが快適に過ごせるように心がけている。並外れたな才能の持ち主がやってきたので、我々はできるだけ早く適応できるように手助けする必要がある。彼は真面目で謙虚さがあり、とても良いスタートを切った」

シーズンのプラン
「2025/26シーズンについては考えていない。ワールドカップがあるので早く始まるかもしれないので、我々はいくつかのことを検討するつもりだ。選手たちには休息やバカンスが必要なので、彼らが休めるようにシーズン中に個々に休暇を与えることを考えている。ある選手はプレーせず、家族のもとへ行くかもしれない。特に最もその影響を受ける代表戦に参加する選手に対してそうするつもりだ。彼らは1日も休暇がないので、我々は医師やスタッフと一緒にそのことを計画している。それが唯一の方法だ」

「例えばビニが代表チームに行き、そこで2試合戦って戻ってきたら、リーガの代わりに3、4日休みを与えるつもりだ。代表から戻ってきた選手は通常、次の試合に出場しないが、練習し、チームの流れの中にいる。我々は3日間休みを与え、望むことをさせてあげなければいけない」

クラブでの“ハネムーン”
史上最長だが、変わらないし、とても満足しているよ。私がここに来た日、3年後に自分たちが獲得したすべてのタイトルを手にして、ここに座っているなんて想像できなかった。誰もそう思っていなかったし、あまり信用されていなかったので、君たちでさえもそう思っていなかった」

レアル・マドリードがリーガの優勝候補か?
「優勝候補であろうとなかろうと、我々はリーガの全チームと争わなければならない。スペインのチームの質の高さは明白だ。スペインの選手たちが欧州選手権とオリンピックの両方で成し遂げたことが、そのことをよく物語っている。アトレティコ、バルセロナ、我々は強化されている。この後、非常に優れた選手たち相手の試合に向けて、しっかり準備する必要がある」

「楽しいリーグになるだろう。最初の数試合を見たがとても良かった。多くプレーされ、ファールや中断が少なく、レフェリングも良かった。我々は良いスタートを切ったので、この調子を維持する必要がある。半自動オフサイドテクノロジーは判定がより明確になるので、我々にとって大きな助けとなるだろう。特に我々にとって楽しいリーグになることを願っている」