アンチェロッティ:「UDラス・パルマス戦が激しく開けた展開になるだろう」

「我々はコンパクトなチームであるべきで、そのために重要なのはフォワードとディフェンダー」とイタリア人指揮官

アンチェロッティ:「UDラス・パルマス戦が激しく開けた展開になるだろう」
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カルロ・アンチェロッティ監督がシウダー・レアル・マドリードの会見場に姿を見せ、エスタディオ・デ・グラン・カナリアで行われるUDラス・パルマス対レアル・マドリード戦(スペイン時間:木曜21時30分、日本時間:金曜4時30分)について話した。「我々には二つの悲しい知らせがもたらされた。ウルグアイ人選手のフリアン・イスキエルドがエリクソンと同じく我々の元を去ったということ。私がローマにいた1984年から1987年の時に監督だったからエリクソンへの愛情があった。彼は偉大な監督であり素晴らしい人物。特に一緒に仕事をした我々の多くにとって彼は象徴だった。一つのインスピレーションであり二人の家族に抱擁を捧げたい」。

「明日は拮抗した試合になるだろう。ラ・リーガの試合は暑さとシーズン最初の試合とはいえとても激しいものであり続けている。明日も同じ。激しく開けた展開の試合になるだろう。ラス・パルマスはプレーするのが好きなチームの一つでそうなるだろう」。

毎年違う挑戦
「毎年チームや構成が少し変わるから毎年挑戦が変わる。昨年我々は時間を必要としていて、いくつかの試合で最後の数分で勝負を決めた。今年も最高の姿を見せるまでに少し苦労するだろう。それはごく自然で毎年起こること」。

チーム構成
「我々はコンパクトなチームにならなければならず、そのために重要なのはフォワードとディフェンダー。もしフォワードがプレッシャーをかけずディフェンダーが押し出さなければコンパクトなチームはない。ディフェンダーが下がりフォワードが戻らなくても同じ。それは個人の問題ではなくチーム全般のこと」。

攻撃面
「我々には単にエムバペだけではなくビニシウスもロドリゴもいる。前線には手に余るほどの戦力がいる。我々はここまで3試合で6得点しているがチームは最高の姿にはなっていない。得点面の問題はないだろう。それはクリスティアーノの時代と今に起きていること。昨年あまり多くのフォワードがいなかった時もそうだった」。

チャンピオンズリーグの新方式
「この形での大会で戦ったことがないから意見はない。この新しい方式の発展を見ていくため忍耐強くいなければならない。これは大会、そして皆にとって良いものになり得る。理解に苦しむのは試合数が増えることで、試合カレンダーが厄介なものになる」。

チュアメニの特徴
「チュアメニは必要不可欠な選手の一人。なぜなら我々にとってとても重要な特徴を備えているから。クロースのようになって欲しいと彼に頼むことはないし、クロースがチュアメニになって欲しいとも思わないというのははっきりしている。選手一人一人に特徴があり、チームはチュアメニの特徴を生かさなければならない」。

交代要員
「それは私が選手たちとの話したテーマで、注意喚起といったものではない。誰かを指差すことなく私の意見を言ったということ。私がした一つの評価で、それだけのこと。最高の解決策を探し出すため我々は誰よりも自分達に厳しくある」。

疲労の管理
「疲労に立ち向かうため我々には多くの人材がいる。最初のリーガ中断、そしてチャンピオンズリーグが始まるまであまり多くの変更をしたいとは思っていない。試合カレンダーは少し詰まっているから多少チームのローテーションはすることになるかもしれない」。

ダニ・オルモの登録をどう思う?
「それはラ・リーガにする質問。我々は全てのクラブ、全ての選手、全ての決定を尊重する」。

エムバペの適応
「彼はとても良い進歩をしているところで日々良くなっていて、意欲とモチベーションがあり、良い練習をし、とても謙虚。非常に良い適応をしている」。

ミリトン
「彼のベストの状態に戻った。プレーの継続性と後方の手堅さを証明している。リュディガーととても良いペアを組んでいて、とても良いロングパスがあり、我々にはとてもスピードのあるフォワードがいるから我々を大いに助けてくれるだろう。この点で縦へのプレーに適応しなければならないが、それをするだけの時間はある」。

選手の負傷
「シーズンのこの時期の怪我は試合カレンダーの要求度の高さから来るもので、このレベルの要求度の高さに選手が対応する時間はない。バケーションと練習の間で選ばなければならないから時間はほとんどなく、10ヶ月、11ヶ月の仕事のあと選手たちが休暇を選ぶのははっきりしている。8月に激しさは同じで落ちることはない。選手は11月から12月まで準備ができておらず、怪我をする。怪我をした選手が出るたびに皆にとって問題で悲しいこと。なぜならチームは最高の選手たちと共にプレーしたいのだから」。

得点者としてのバルベルデの挑戦
「彼は成長しているところで、チームと共に試合ごとにより多くの主役の役目を務めている。ロッカールームのリーダーになり始めていて、それは自然なこと。彼はこれまで偉大なプロフェッショナルの後に続いていて、クロースやカゼミーロ、ナチョが務めていたポジションを引き受けなければならない。落ち着いて真剣でモチベーションのある雰囲気があるのは非常に重要。チームを去る選手たちは最高の形で穴埋めされなければならず、バルベルデは最高の模範になる」。

iエムバペとビニシウスJr.の得点力
「エムバペは8月14日にここまで最後のゴールを決め、ここまで2週間経ったが心配するような時間ではない。我々は心配していないし、彼もそう。彼は満足していて幸せで、得点したいという意欲がある。それはビニシウスにもあって、最近3試合で得点していないが、心配はしていない」。

アラバの回復ぶり
「ハコボにはプレーするのに必要な全ての質があり、リュディガー、ミリトンに替わることができる。アラバはリハビリを続けていて、今日ランニングを始めた。彼に対しては辛抱強くいなければならない。全てがとても良い方向に行っている」。

ヘイニエルに勧めることは?
「私が選手に勧めるのは、自分のレベルを証明することができるチームを探すということ」。