ベリンガム:「僕らには自信があり、自分たちのアイディアに忠実」

「とてもハードな試合になるだろうが、僕らは偉大なチームで自分たちの特徴を示さなければならない」とミッドフィールダー

ベリンガム:「僕らには自信があり、自分たちのアイディアに忠実」
ニュース写真:Antonio Villalba y Pedro Castillo

ジュード・ベリンガムがマンチェスター・シティ対レアル・マドリードを前にした記者会見の主役を務め、チャンピオンズリーグ 準々決勝第2戦(スペイン時間:水曜21時、日本時間:木曜4時)について話した。「明日の試合にプレーする意欲がある。選手がレアル・マドリードでプレーするためにある試合。僕はとても気持ちの高まりがあり、プレーが待ちきれない」。

「相手は偉大なチームで、3冠を達成している。外から見る感覚はそんな感じ。僕は決して賭けをしないし、本命が誰なのか分からない。でも僕らがレアル・マドリードで、僕らには素晴らしい選手たちがいることは分かっている。それは外野の声。内部では僕らには自信があり、自分たちのアイディアに忠実であり続けている」。

チュアメニに対する人種差別的な仕草
「試合ではそういうことに慣れていて、チュアメニにそういった出来事が起きていたのは知らなかった。深刻な問題。罰則を与えたりもっと積極的に取り組まなければならない。それはひどく、起こるべきではないこと。権力のある人たちがもっと取り組まなければならない。何より最近数年でビニシウスJr.に対して起きている。彼のプレースタイルに問題があるという声があるが、それは正当ではない。もしプレーする意欲を失うとしたら彼のような選手がいないのを淋しく思うだろう。こういった選手たちをもっと支えなければならない。こういった不当な扱いに相応しい人なんていない。こういった問題に対応する人たちに訴えなければならない。僕らは試合でこういう問題に立ち向かわなければならないが、守らなければならない人たちを待たなければならない」。

自身のシーズン
「僕はシーズンの前半、1月までとても良いプレーをし始めたと思う。スーパーカップを勝ち取ったし。何よりキツかったのはジローナ戦で怪我したこと。足首の痛みを乗り越えバレンシア戦でプレーして、得点し僕にとっては有効だったけど僕にペナルティーが課された。こういうリアクションでもっと責任ある行動をしなければならないけど、それまでのリズムに影響が出た。僕はシンプルにプレーしていて自分がやらなければならないことを明確に持っていたが、最近2ヶ月でチームの中での僕の役割は変わった。ちょっとしたことを調整しなければならなかった。もっとチームのために働き、それは何の問題もないが、もしかするとピッチでの有効性を少し失った。それを取り戻すようにやって行くが自信はある。批判は問題ない」。

外国でのプレー
「感謝している。胸にこのエンブレムを付ける時はいつも素晴らしい感覚があり、決して疲れることはない。僕は4年間ドルトムントでプレーした。イングランド人選手が国外でプレーするのは普通ではないけど、多くのことを学び、そのことを代表チームで活用できる。もしかすると多くのチャンスを得られなかったかもしれない。両親に感謝している。外国でプレーするというのはイングランドの若手選手にとって良い考え。それを証明したい」。

ゴール
「僕が得点せずチームが勝たなければ焦りが出てくるかもしれない。チームが勝ち続けているなら僕は快適。僕のプレーは得点することだけではない。僕は自分のプレーに違った技術を加えたい。得点したいのは確かで、それをするのが好き。そのリズムに入った時には止まりたくないけど、僕は試合で違った形でインパクトを残すことができる。ここでこれほどたくさんのゴールを挙げるとは思っていなかったけど、責任を持ち続け、得点したい。僕は目標を定めるタイプではない。1得点してスタートしたかったけどもう20点決めた。もっとたくさん決めることができればと思っている」。

試合
「勝利することを願っている。それが第一。そのほかは二の次。チームは良いプレーをしなければならないし、僕が貢献できるとしたらそれは素晴らしいこと。効果的な存在になり、試合で良いインパクトを残し、仕事を果たし、攻守で手助けをし勝ち抜けを目指す。とてもハードな試合になるだろうけど、僕らも偉大なチームで、自分たちの特徴を示さなければならない」。

昨年の戦い
「昨年プレーした選手の何人かと話をしたが、良い感覚ではなくとてもハードだったと言っていた。僕も難しい敗戦を経験してきたが、その感覚を落ち着け新しいゲームだと理解しなければならない。4-0で負けている状態でスタートするわけじゃない。僕らは勇敢にプレーすべき。選手たちはそのあたりのことを話したが、彼らはみんなプロフェッショナル」。

試合のカギ
「彼らの武器の一つは予測できないこと。1人の選手にフォーカスしてもその他の10選手が問題をもたらす。個人のことを考えるのは意味がない。僕らはチームとして攻め、守るべき。戦術的な形で働く。僕らは勇敢であり、自分たちのプレーをするのに準備ができていなければならない。調整をしなければならないが、自分たちのプレーに忠実であるためには重要なこと」。

チームでの役割
「いくつかの変更があったが、たくさんの怪我がありチームに適応しなければならないからそれは普通のこと。監督が(約束事を)変更するのは普通。機能していてそれが大事な部分。僕は自分が違ったポジションでプレーできるのを証明してきた。チームでポジションを選ぶということではない。時にそれはちょっとしたことで慣れるまで少し時間がかかるが、第1戦のように経験を生かさなければならない」。

最も試合で起用したのはアンチェロッティ?
「そうだと思う。そう言っても問題ない。良い監督は以前自分が思っていた以上により良く自信を与えてくれる。彼は僕に毎日自信と、ピッチで自分が示すための自由を与えてくれる。またとても良い人物。僕にとって素晴らしい変化だったし、彼は僕に適応し、僕のポテンシャルを知ってくれた。僕にとって10番としてプレーするのは初めて。彼にはとても感謝している」。

適応
「ドルトムントではたくさんのクラブと話をし、僕の家族は情報を消化するのを助けてくれた。でもマドリードが僕に問い合わせをしたとき僕は2度考えることはなかった。クラブ、将来のプロジェクト、偉大な選手たちとのプレーするチャンス、、、。それらの理由から決断した。チーム、監督コーチ、その他の様々な人たちのおかげで僕の適応はとても良いものになっている。仲間やファンもそう。レアル・マドリード、そして街の素晴らしい歓迎に僕はとても感謝している」。

ビニシウスJr.とロドリゴ
「全体的に僕らはすべてのメンバーとすごく良い関係がある。ベテランも若手選手とも。ビニロドリゴは素晴らしい。彼らは僕らの仕事をより簡単にし、とても謙虚で働き者。僕らが長い間そうあり続け、得点し試合に勝ち続けることを願っている。それは明日から始まる」。