アンチェロッティ：「チームには以前のように良いプレーをやり堅固になるためのモチベーションがある」

カルロ・アンチェロッティ監督がリーガ第4節ベティス戦（スペイン時間：日曜21時30分、日本時間：月曜4時30分）の前日に最後の練習を終え、シウダー・レアル・マドリードで行われた記者会見に出席した。「サポーターは我々を支えてくれるだろう。ベストの姿を見せたい。ラス・パルマスとの少し難しい試合の後、チームには以前のように良いプレーをやり堅固になるためのモチベーションがある」

「我々はこの日程でプレーすることに慣れているので、試合に向けた準備期間は十分あるし、以前のように問題を解決できる。我々はそれについて話し合い、問題を発見しているので、明日は良い答えを出したいと思っている」

不安はあるか？
「心配することは抱えている問題に集中しているということなので悪いものではない。直近の試合ではコンパクトなブロックができなかったという問題があったので、集団での仕事で改善しなければならない。その点については我々全員が同意している。選手たちと話したが、彼らも同じ考えだ。問題が明確であれば、それを解決するのは非常に簡単だ」

問題の解決策について
「それほど難しい問題ではない。守備を改善しなければいけないし、先ほど話したようにそれは集団的なコミットメントであり、集団的な姿勢によるものだ。今、我々はより個人的な姿勢を臨んでいるので、ボールを奪い返すために協力しなければいけない。5試合で2失点しているが、ボールを奪い返すのに苦労し、相手にライン間でプレーされすぎているという感覚がある」

順位
「それはディテールのひとつだ。最も影響を受けているのは、シーズンはとても長いので首位に勝ち点4差をつけられているからではなく、ベストのプレーができなかった試合だ。勝ち点4差だからではなく、良いプレーができていないので我々は満足していない」

チームのプレーのやり方に疑問はあるか？
「まったくない。あらゆる困難を考慮して、今スタートを切ったところだ。我々はまだあまり一緒に練習していないので、少しずつ問題を解決してより競争力を高めていくつもりだ。そのことに何の疑いもない」

PKのキッカーの決定
「それは彼らが決める必要がある」

セバージョスの状況
「彼は残留した。我々にとって重要な選手なので、皆が満足しているし喜んでいる。おそらく彼は自分が望み必要としていた、あるいはそれに値するだけの出場時間を得られていなかったと思うが、残留してくれたので嬉しいよ。彼は非常に真面目なプロフェッショナルなので、残留してくれたことは我々にとって良いことだ」

エムバペの適応
「守備の仕事のことを考えるなら、エムバペのことは最後に考えなければいけない。彼はとても良いプレーをしているし、危険な存在になっている。ゴールはあまり決めていないが、とてもよく動いている。適応の問題はない。焦点は守備の仕事であり、それは集団的なものでなければならない。しかしFWの後方での仕事は彼の主な仕事ではないので、あまり献身的である必要はない」

批判について
「それはごく普通のことだ。まったく心配はしていない。5月まで批判されることもあるだろう。何が起ころうともそれはごく普通のことだ」

ビニシウスJr.とエムバペの連携
「彼らはうまく連携していると思う。得点はFWにとって重要であることは間違いないので些細な問題ではない。より良いプレー、より速いプレー、より機動力のあるプレーをすることは常に可能だが、我々は全ての試合でゴールを決めているので、攻撃面の問題はこれまでの試合にはない。間違いなく改善される。問題はそこではない。時間が経てばエムバペとビニシウスJr.の連携は良くなるだろうし、エムバペは中盤の選手たちともうまくやるはずだ。攻撃面の問題はないだろうし、これまでもなかった。世界最高の選手たちが揃った今季はなおさらだ」

ポジションチェンジを考えているか？
「エムバペとビニシウスJr.はピッチでポジションを変えることができるが、我々はこれまでビニシウスJr.を左に置いてプレーすることが多かったし、今後もそうなると思う」

誰がPKを蹴るかで問題になる可能性はあるか？
「それはない。2人に責任を与えるのが正しいと思う。どちらもPKを蹴るための同じ資質を備えているので、私は選びたくない。また、試合ではいろいろなことが起こるので、どちらかがゴールを決めたとしても、もう1人がゴールを決めなければならないこともある。私はPKのキッカーとして2人に全幅の信頼を寄せている。問題はないと思う」

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