アンチェロッティ:「若い選手たちの価値を考えると、このクラブは将来、一時代を築けるだろう」
「今は休養を取り、2週間後のチャンピオンズリーグ決勝に向けていい準備をすることが重要だ」とレアル・マドリードの指揮官は語った
カルロ・アンチェロッティ監督がサンティアゴ・ベルナベウでの記者会見で、レアル・マドリードがアラベスに勝利したリーガ第36節を分析し、次のように語った。「チームには多くの才能があり、とても若い選手たちがいて、クオリティも高い。今いる若い選手たちの価値を考えれば、このクラブは将来、一時代を築けるだろう。今季は監督として最高のシーズンだったし、チームはリーガで素晴らしいことを成し遂げた。我々は間違いなく自分たちの実力で勝利を収めたんだ。誰もが我々が躓くのを待っていたが、それは訪れなかった。我々は幸せだし、まるで雲の上にいるかのようだ。しかし、まだ最も重要な試合を戦っていないので、この調子を維持する必要がある」
リーガでのクリーンシート記録
「それは守備面でのチームワークに報いるとても重要なデータだ。我々はリーガで唯一の敗北を喫した後、うまく修正した。それはチームの成功の大きな部分だ。よりクオリティの高い選手たちが、ボールを持っていない時に仕事をするように説得できるかどうかが、非常に重要な側面となる」
ビニシウスJr.の最高の瞬間
「彼がワンタッチで決めたゴールは、大きく改善されたことを意味している。また、相手の裏に抜ける素晴らしい動きも見せており、彼は今、自身のキャリアにおいてスペクタクルな瞬間にいる。新たなチャンピオンズリーグ優勝まであと一歩のところまで迫っているし、これ以上のことはできないと思う」
チャンピオンズリーグ決勝へのモチベーション
「クルトワはとてもよくやっているし、ミリトンと同じようにとてもよく進歩している。我々は6月1日を万全の状態に迎えられると確信しているよ。チームはモチベーションが高く、集中し、良いダイナミズムにある。今週は休養を取り、2週間後のチャンピオンズリーグ決勝に向けていい準備をすることが重要だ」
GKの状況
「状況は明らかだ。ルニンに出場時間を与えなければならない。残り2試合のうち、1試合はルニン、もう1試合はクルトワがプレーする予定だ」
クロースの契約延長
「クラブは心配していないし、私もトニも心配していない。我々の目標は6月1日で、その問題は二の次だ。その件についてはその後、関係者が話し合うことになるだろう。我々全員がチャンピオンズリーグで優勝することだけを考えている」
クロースはバロンドール候補か?
「どんなことでも起こり得るし、夏に重要な大会がある。クロースにはドイツ代表で欧州選手権を制覇し、チャンピオンズリーグとリーガの2冠達成の可能性がある。なぜその可能性がないと思うんだ?彼には受賞するために戦う可能性がある」
モドリッチとクロースの将来
「それらの状況は個々のものだ。関係者が決勝戦後に話し合うだろう」
アルダ・ギュレルのポテンシャル
「我々は若い選手たちに大きな愛情を持っている。彼は一番若いので、クラブ全体、チーム、コーチングスタッフが彼に多くの愛情がある。とてもよく成長しているよ。彼には天賦の才能があり、それはゴールを決めることだ。ギュレルはボールに愛されている。我々は彼がここにいて、今後もずっと一緒にいてくれることをとても嬉しく思っている」
ベリンガムの守備面の役割
「守備面に関してはビニよりも多くの仕事を彼にお願いしている。そしてサイドで交互にプレーしている。彼は前線でのプレーをあまり好きではなく、その役割を好んでいる。もっとプレーに関与するのが好きなので、あそこの方が快適にプレーできる。我々を大いに助けてくれるし、ビニやロドリゴに比べて守備のクオリティが高い。サイドでメンディをサポートしてくれるので、守備に関して、彼がアウトサイドにいるのは我々にとって良いことだ」
今後数週間の準備
「カルバハルが足を踏まれたが、何の問題もない。我々はリズム、良いダイナミズム、モチベーションを保ち、いいプレーを続け、選手たちに出場時間を与えていきたい。それが決勝戦に備えるベストの方法だ。今は気持ちを切り替えて、次の2試合を戦い、万全の状態で6月1日を迎えなければいけない」
チームの休養
「私は選手たちと同じように休むつもりだ。決勝戦はそこだ。我々には2週間ある。
来週はフィジカル面にもっと取り組み、その次の週は負荷を下げて戦術面に集中する予定だ。今週は休養に集中することが重要だよ」