アンチェロッティ:「我々はベティス戦でレジェンドに別れを告げるので、リーガをいい形で終えたい」

「明日は楽しむべき大切な日だ。我々はリーガ優勝に値したし、最初から最後まで支配した」とレアル・マドリードの指揮官は語った

アンチェロッティ:「我々はベティス戦でレジェンドに別れを告げるので、リーガをいい形で終えたい」
ニュースMireia Jiménez

カルロ・アンチェロッティ監督シウダー・レアル・マドリードで記者会見に出席し、リーガ最終節ベティス戦を次のように分析した。「明日は決勝戦に向けた準備の試合だ。我々は今週しっかりと取り組んできたし、リーガ最後の試合となる。素晴らしいシーズンおよび最初から最後までとてもうまくいっているリーガをいい形で締めくくりたい。優勝に値したこのリーガをうまくマネージメントできたことにと大いに満足しているよ。私のキャリアの中で最もマネージメントしやすかったし、選手たちはよくやってくれた」

「明日はレジェンドとのお別れだ。楽しまなければならないことがたくさんある。大切な日だし、サポーターもシーズン全体と同じように応援してくれるだろう」

クロースの決断について
「レジェンドは自分の運命を選択し、ここでどのような終わりを迎えたいかを決めなければならない。我々はクロースが下した決断を尊重しなければいけないし、できる限り最高の形で送り出す必要がある。それは勇気ある男の決断だ。我々はそのことについて話し合った。彼は納得していたし、トップレベルの時に別れを告げたがっていた。私はそのことを完璧に理解しているし、そのように別れを告げるのが理想的だ。誰もがそれを望むが、その決断を下すには勇気が必要だ」

後任探し
「あのレベルの選手の代わりを探すのは、不可能ではないにせよ非常に難しい。しかしこのチームにはリソースがある。若い選手たちはより責任を持ち、ここ10年間で築いた道を歩まなければならない。毎年チームはピースを失っていくが、雰囲気、コミットメント、姿勢は失ってはいけない」

クロースの考えを変えようとした?
「技術的なレベルに関して、彼のような選手を見つけるのは非常に難しいが、我々は今そのことは考えていない。彼はベルナベウの観衆にいい形で別れを告げ、決勝戦に向けてしっかりと準備することを望んでいる。とても落ち着いていて、自分のやるべきことに集中しているよ。彼を説得したり、考えを変えさせたりするのは全く簡単ではなかった。涙はなかったよ」

チュアメニについて
「決勝戦は欠場するが、欧州選手権までには回復すると思う」

ラ・デシマから10年
「あの時の記憶は鮮明に残っている。あれがこの世代のタイトル獲得の始まりだった。多くの選手がプレーを続けているが、責任を負っている若者もいる。すべてはそこから始まった」

バロンドール
「分からない。もし我々がチャンピオンズリーグで優勝する幸運に恵まれれば、レアル・マドリードの選手たちはその個人タイトルを獲得する可能性が高まるだろう。しかしそれは我々にとって最も重要なことではない」

マリオ・マルティン
「とても良く成長しており、問題なくチームに加わることができる。クオリティが高く姿勢もいい。多くのカンテラーノと同じように、将来的にトップチームの選手になれると我々は考えている」

クロースのキャリア
「彼はサッカーの歴史上最高のMFのひとりだ。非常に安定したパフォーマンスを落ちることなく発揮してきた。試合のテンポをコントロールする能力が最高の選手のひとりで、パスの成功率は唯一無二だ。レアル・マドリードだけでなく、サッカー界に多大な貢献をしてきた。彼の試合の中からひとつを選ぶのは難しい。常にとても安定感のあるプレーをしてきた」

引退するのは難しいことか?
「それは各々の性格による。彼にとっては難しくなかったんだ。私にとっても難しいことではなかったが、人によっては難しいだろう」

ナチョについて
「彼はまだ決断を下していない。我々は待っているが、急いではない。今季で契約を終える選手たちは、シーズンをいい形で終え、その後で自分のやりたいことを選ぶ時間を得ることを考えている」

エムバペはオリンピックに参加するか?
「それはフランス代表の問題だ。私はもし時間があるのなら、特にイタリアの選手たちを見るのが好きだ」