アンチェロッティ:「ベストを尽くし、リーガのアドバンテージを生かす必要がある」
「セビージャは好調なので、我々は意欲とモチベーションを持ち、堅固なチームになる必要がある」と指揮官は語った
カルロ・アンチェロッティ監督がサンティアゴ・ベルナベウで行われるリーガ第26節セビージャ戦(スペイン時間:日曜21時、日本時間:月曜5時)の前日、シウダー・レアル・マドリードでの記者会見に出席し、次のように説明した。「我々がセビージャ戦で見せるべき姿は、シーズンを通じて自分たちがやってきたこと、すなわち意欲とモチベーションを持ち、堅固なチームになることだ。セビージャはシーズン後半に入り好調で、我々に多くのことを要求してくるチームだ」
「リードを生かすためには勝ち点が必要だ。チームはうまくいっているし、試合に向けて準備する時間があった。明日ベストを尽くせることを願っている。アドバンテージがあるので、それを生かしたい。リーガは自分たちの手中にあり、失敗は許されないし、全ての試合が非常に重要だ。15日前に私は勝ち点80に近づいていると話したし、それは我々を優勝に近づけるものだ。しかし我々は勝ち点をもっと必要としているし、それは優勝を意味するものではない。でもそれは我々が優勝に近づいていることを意味している」
リュディガー
「彼はとてもいい状態で、完全回復している。明日は幸いにも復帰でき、先発する予定だ。チュアメニはあのポジションでとてもよくやってくれているが、アントニオの復帰は我々に自信を与えてくれる」
クロースのドイツ代表復帰
「彼からドイツ代表に復帰するという話を聞いたが、そのことは今シーズンの彼のパフォーマンスに影響することはないと思う。皆が今シーズンに集中している。彼の将来については誰も分からないし、彼の決断がレアル・マドリードで今見せているハイレベルなパフォーマンスに影響を与えることはないだろう」
クロースの将来
「私はクロースにどうすべきかをアドバイスするつもりはない。彼は私の息子ではないからね。私は息子にしか助言できない。しかし、彼には自分の将来を選ぶだけの精神力がある。とても責任感の強い人間で、自分の将来について明確な考えを持っている。彼は自分のレベルが落ちれば引退するだろう。それが分かるまではやめないはずだ」
メンディ
「守備面では世界最高のサイドバックだよ。また彼の前には攻撃面で高いクオリティを持つビニシウスがいるので、2対1をうまくこなすこともできる。メンディは左サイドバックに必要な特徴を全て備えている。守備力が非常に高く、あのポジションでたまにある数的不利な状況にももうまく対応できる」
ビニシウスJr.のポジション
「ビニはインサイドでもプレーできる。しかしそれはCFとしてではなく、FWのコンビの1人としてだ。彼はアウトサイドでプレーするのが好きだということは考慮しておく必要がある。ピッチ中央でポジションを取り、相手DFにうまく抜けられるようになった。私は
彼のようなクオリティを持つ選手を最も快適にプレーできる場所に置きたいと思っているし、今は左サイドでプレーしている」
モドリッチの将来
「モドリッチが将来どうしたいか私には分からないし、私はメディアと個人的なことは話さない。モドリッチを含め誰もが望んでいるのは、彼がこれまで通り、そして今後も素晴らしい選手であり続けることだ。将来どうするかは選手が選ぶことだ」
アルダ・ギュレル
「それはチームメイトとの競争の問題だ。私はスタメンを選ぶ必要がある。彼は怪我で多くの時間を失い、スタメン入りに時間がかかった。まだとても若いし、我慢強くならなければならないが、すでに試合に出場できるレベルにある」
セルヒオ・ラモス
「ベルナベウは明日戻ってくるラモスを大きな愛情で迎えるだろう。彼はレジェンドなので、それに値する。ファンタスティックなキャプテンであり、優れた個性と人格を備えた模範だった。また私にはかつてマルディーニやテリーのようなキャプテンがいた。それはチームの雰囲気を良くするのにとても役立つものだ」
クロースやモドリッチがダブルボランチでプレーするか?
「私はドナドーニとライカールトの時のように、彼らの特性に合わせることができると思う」
エンドリッキのレアル・マドリード入団
「そのことについてはまだ話していないが、彼がやって来れば、トップチームのメンバーと一緒にいることになるだろう。君たちが彼の将来についてよく話してくれるので私も嬉しいよ。しかし私が今考えているのは明日の試合のことだけだ。月曜日はどうなるか分からない」
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