アンチェロッティ:「良い流れを維持していきたい」
「勝つためには戦い、競い、苦しまなければいけない」と指揮官は語った
カルロ・アンチェロッティ監督がシウダー・レアル・マドリードで行われた記者会見に出席し、リーガ第7節アラベス戦を次のように分析した。「目標は常に同じだ。我々は良い流れを見つけ始めているので、それを維持していきたい。すべての試合で苦しみ、戦い、競わなければいけない。今後の試合でもっと良くなるだろう」
「ベリンガムの肩の問題は昨季とは違っていた。影響はないし回復している。肩を保護しなければならないが、ジュードは出場可能だし、プレーできるだろう。カルバハルはまだ打撲が回復しておらず、あと数日必要だが、日曜日には間に合うはずだ」
レアル・マドリードの監督として300試合
「私は偉大なクラブで指揮を執る幸運に恵まれてきた。ミランでは選手と監督だったし、特別な愛情を持っている。世界最高のクラブで300試合監督を務めるので、レアル・マドリードにも特別な愛情を持っている。今までも、そしてこれからもこのベンチにいられることは特別だし、300試合指揮を執るというのは奇跡ではないが、ほぼそれに近いものだ」
ローテーション
「いつも通り今日はスタメンを明かさない。ローテーションのタイミングであるのは事実だし、そうしてきている。ビニシウスやフェルランド、リュディガー、ルーカス・バスケスといったフレッシュな選手がより出場機会を増やすだろう」
エンドリッキの役割
「彼の役割は明確だが100%決まっているわけではない。わずかな出場時間で右ウイングとしてプレーした。彼はハードワークし、モチベーションが高いのでうまくやれる。私にとってはCFだがサイドでプレーすることもある。ウイングではないが、インサイドで非常にうまくプレーできるし、サイドで出場時間を生かすことができる」
若手のマネージメントとミラノダービー
「私はすべての選手と話をするが、エンドリッキは忍耐強さというテーマを理解している。彼は世界最高のFWたちと毎日練習し、自分の役割を把握している。非常にプロフェッショナルで、その若さにもかかわらず大いに成熟しているのでポジションを得ているし、我々は彼に大満足だ。チームが彼を必要とする時に出場するだろう。ダービーは再び勝利したミランサポーターにとって良いものだった」
エンドリッキはスタメンで出場するか?
「私にとっては全員がレギュラーだ」
セバージョス
「かなり良くなっているし、早く回復している。今日からまた走り始めている。良い感触を持っているし、我々は彼とともに正しい道を歩んでいる」
後半の得点の多さ
「エスパニョール戦前に選手たちと話し合った。相手チームは後半になるとテンポや守備のインテンシティが落ちるので、我々はよりスペースを探している。それは単純に驚くべきデータだ」
カマビンガの回復状況
「カマビンガは木曜日からチームと一緒に練習する予定だ。我々は明日の試合後に休みを取り、木曜日に練習を行い、出場できるようにする」
異なるアイデンティティ
「レアル・マドリードはアイデンティティをひとつだけ持っているわけではない。低いブロックで守備をやり、素早くトランジションを仕掛け、いくつかの試合でポゼッションをうまくコントロールし、うまくやってきた。明確なアイデンティティがないことで、我々には自分たちのプレーがないと考える人もいるが、我々には多くのアイデンティティがある」
自身の将来をどう考えているか?
「私がこの仕事を好きでいる限り、誰にも私の引退の時期は分からない。私の疲れを選手たちと比べることはできない。精神的な疲労があるかもしれないが、それは私にはない。でもそのプレッシャーは好きだ。選手たちには肉体的な消耗があるし、それは本当に問題だ。私に引退の時期はないし、この先何年もここで続けていきたい」
サッカー界における怪我
「重要な選手たちが怪我をするのはとても悲しいことだ。昨日は世界最高のGKの一人であるテア・シュテーゲンが負傷した。彼ができるだけ早く回復することを願っている。今のところ今季の日程はすでに決まっているので、我々にできることはあまりないが、サッカー界は反省しなければならない」
バルベルデの万能性
「バルベルデは非常に高いレベルでいくつものポジションをこなせる選手の一人だ。ボランチ、ダブルボランチ、ウイング、インサイドハーフとしてプレーできる。チームプレーにおいて重要な選手であり、どこに配置してもそのクオリティの高さのおかげで、あらゆる状況にうまく対応できる」
左サイドバックでのメンディの役割
「我々は彼に満足しているし、契約延長し、とてもうまくやっている。守備のレベルは非常に高い。我々には非常にパワフルな左サイドバックがいるので、彼に他のサイドバックのようにボールを持ってプレーすることは求めていない。彼は攻撃的な仕事もできるが、我々はそれを求めてはいない。もっと中でプレーするウイングがいれば、彼はもっと攻撃的な仕事ができる。しかし劣勢な状況で仕事をしなければならないこともあるので、私たちは彼にそれを求めてはいない」
無敗記録
「引き分けは無敗を維持するために良いものだし、とても助けになる。もし勝てないなら負けない方がいい。引き分けは負けるよりも良い気分になれることがある。昨季の成功はすべての試合において目を見張るような堅固さがあったからだ。我々は今季の序盤、それを見つけるという点で少し問題を抱えていたが、選手たちの精神的な姿勢は非常に強いので、それを成し遂げられるだろう」