アンチェロッティ:「我々には犠牲を払い、試合に勝つための強さがあった」

「私はチャンピオンズリーグで200試合以上やってきたが、苦しまなかったなんて記憶はない」とレアル・マドリードの指揮官

アンチェロッティ:「我々には犠牲を払い、試合に勝つための強さがあった」
ニュースAlberto Navarro写真:Antonio Villalba, Víctor Carretero y María Jiménez

チャンピオンズリーグ初戦となったシュトゥットガルト戦のあと、カルロ・アンチェロッティ監督がサンティアゴ・ベルナベウの記者会見場で報道対応した。「(記事の)見出しはレアル・マドリードが新しい大会方式のチャンピオンズリーグの最初の試合に勝ったということ。我々は良い形で試合を始めず、相手がドゥエルに勝利し試合の主導権を握った。我々は後半の始めに得点し攻守の切り替えから試合を決めることもできたが相手は同点に追いつき、我々は犠牲を払い試合に勝つための強さを備えていた。もし誰かがチャンピオンズリーグで試合に勝つのは簡単だと考えているとすれば間違っている」。

「私はこの大会で200試合以上やっているが、苦しまなかった記憶なんて一度もない。レアル・マドリードは苦しみながらチャンピオンズリーグに勝つということがどういう意味なのかよく分かっている。我々が勝ち取った最近2回のチャンピオンズリーグ優勝はしっかり守り、前線でのスピードを生かしたもの。我々はもっとポゼッションの面でしっかり取り組まなければならないが、最も簡単に相手にダメージを与えるのはできるだけ早く相手ゴールに近づくということ」。

昨季序盤との比較
「昨年は初戦で苦しみ95分にユニオン・ベルリンに勝った。ヘタフェ戦でも同じ。苦しみに新しいものなんかない。もし誰かが簡単に試合に勝つなんて考えているとしたら間違い。しっかり争い、競い、同時に苦しまなければならない」。

プレーの難しさは?
「サッカーを構築するのか、または縦へプレーするのかを選ばなければならない。責任は監督にあり、縦にプレーするのを選んだ。プレーを構築するとしたら最初のゴールはない。構築しなければならない瞬間と、ダイレクトにプレーしなければならない時とがある。なぜなら我々には非常にスピードがあるFWを抱えているのだから」。

エンドリッキ
「最高の解決策は3対1を有効利用することだったのだから彼は根性があるが、彼は得点すると確信していてとても良い形でやった。なぜなら最終的な目標は得点することなのだから。彼が選んだのは最も難しい選択肢だったが良い形で仕上げた。彼は他の人間が考えられないようなことをするだけの力がある。あの状況でシュートするなんて誰も思わなかった。彼には天賦の才能があり、とても効果的で、練習では何か特別なものを持っているのが見て取れる。非常に決定力があり、とても強く素早いキックを備えている。プライベートには私は介入しない。私が言える唯一のことはこの2日、彼はあらゆる点でとても勇敢だということを証明した」。

クルトワが試合のMVP
「彼は世界最高のGKだというのは間違いないが、私はこれまでにとても高いGKを複数抱えてきた。現時点でクルトワはあらゆる中での一番」。

リュディガー
「彼は両エリアで決定的な存在。非常に重要な戦力だが、キッカーのレベルの高さも考慮しなければならない。ヘディングはとても強い」。

ルーカス・バスケスの交替
「DFは多くのドゥエルをやっていて、ルーカスはカードを提示されていた。私としてはリスクを回避したかった。守備陣は後方で良い仕事をした。攻撃的にはもっと良くやることができた」。