アンチェロッティ：「ビニシウスJr.に対するPKは非常に明らかなものだったと思う」

カルロ・アンチェロッティ監督がエスタディオ・デ・バジェカスで記者会見に出席し、リーガ第17節ラージョ対レアル・マドリードを次のように分析した。「試合はリードされたが挽回した。その後、我々がリードを奪ったが、その後ペナルティエリア内で決定力を欠いてしまった。試合の評価は良好だ。立ち上がりは別として、1時間はとてもよくやったと思う。チームは2-3まで非常に良いプレーをして多くのチャンスを作った。リードを奪い、その後同点に追いつかれた時、我々は最後の1分まで勝とうとした。マジョルカ戦やラス・パルマス戦のような引き分けと今回はまったく違う。チームは今日、献身的で激しく闘ったが、いくつかのミスで勝てなかった。我々は正しい道を歩んでいる。引き分けに終わってしまったので、次の試合を見据えていかなければならない。私は満足して帰るよ」

「PKは非常に明らかなものだったと思う。ビニシウスJr.が先発しなかったのは、チャンピオンズリーグで90分間プレーしたからであり、怪我明け後だったので、インテンシティが少し下がる後半に投入したかった。ビニシウスはいいプレーをしてくれたし、自分の仕事を全うし、ゴールチャンスもあった。彼はいい試合をした」

何が足りなかった？
「ゴールが足りなかった。ビニシウスはトライし、2度決定機を得て、その後であのPKのシーンもあった。あれ以上のことはできなかった。そして私はベストの状態に戻ったロドリゴのプレーに満足している。私には明るい未来が見える。この後、1年を良い形で締めくくる必要があるし、水曜日にはインターコンチネンタルカップで優勝する絶好のチャンスがある。それはスペクタクルだったこの1年の有終の美を飾るものになるだろう」

試合の分析
「引き分けは妥当だった。マジョルカとラス・パルマスでではかなりナーバスになったが、今回は違う。私は今日素晴らしいチームを見たし、完成度の高い試合だった。我々にはミスがあった。もしそれがなければ3-0で勝っていたはずだ。我々のチームはあまり背が高くない。リュディガーとチュアメニはヘディングが非常に強いが、サイドバックは背が高くない。苦しまなければならない時があるし、その意味で我々は苦しんだ」

以前の引き分けをどう思う？
「バランスやコミットメント、良い姿勢を見つけるのは非常に難しいことだと思ったし、我々はより心配していた。しかし我々はそれらすべてを達成し、昨季と同じ姿勢、同じクオリティを備えている。今日、ロドリゴとカマビンガが復帰し、アラバも間もなく戻ってくる。熱意とモチベーションを持ち、とても良い2025年になることを願っている。我々はすべてを懸けて戦っていく。この2試合の引き分けは私に大きな影響を与えたし、12月にこんなふうになると考えるのは難しかった。しかし、多くの困難があるにもかかわらず、我々はいい状態だ。今日はエムバペ、ビニシウスJr.、カマビンガ、メンディ、ミリトン、カルバハル、アラバという多くのレギュラーを欠いてスタートした。7人だ。他の選手たちは非常によく戦ってくれたし、全員戻ってくればチームははるかに良くなるだろう」

チュアメニはCBのレギュラーか？
「彼はCBのレギュラーではない。今は緊急事態だ。全員復帰したらどこに起用するか考えることになるが、彼が頼りになることは分かっている。彼が慣れていないのは間違いないが、常に仕事を全うしてくれる。今日は後ろからボールを持ち、ライン間で解決策を探しながらとてもうまくいった。彼はビルドアップで大いに役立っている」

ビニシウスJr.のリーダーシップと姿勢
「ビニシウスの件には触れたくない。我々は昨季ここで引き分け、リーガを制した。リーガで優勝するためには試合に勝たなければならない。勝てない場合は負けてはダメだ」

チームのリーダー、ベリンガム
「非常に優れた選手でとても重要だ。私がリーダーを選ぶのではなく、チームが選ぶ。彼はとてもよくやっているし、ベストの状態に戻っている。今、それを大いに生かしているところだ」

主審との会話バタージャの痙攣について
「まったく特別なことはない。主審に失われた時間を取り戻す必要があると伝えたんだ。痙攣は初めてではないし、もう少しカリウムを摂取する必要がある。それは彼にとって良いことだ」

左サイドのロドリゴ
「ロドリゴのポジション変更について、我々は左サイドで相手により大きな問題を引き起こせると考えていた。やや難しいスタートになったが、彼はリズムを取り戻し、ゴールを決めてベストの状態に戻っている」