アンチェロッティ：「タフで難しい試合だったがチームは最後まで持ち堪えた」

カルロ・アンチェロッティ監督がRBアレーナで行われた記者会見に出席し、チャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦ライプツィヒ戦の勝利を次のように分析した。「私のチームには素晴らしい姿勢、非常に献身的で高いクオリティを備えた選手が揃っている。ホームで苦しまなければならなかったチーム相手の守備に大いに満足しているよ。もっと得点できたかもしれないが、失点する可能性もあった。これは小さなアドバンテージであり、我々は第2戦でホームの利を生かさなければならないが、今日と同じような姿勢で戦う必要がある」

「ライプツィヒはよく攻撃し、中にウイングを配置し、異なる特徴を備える2人のFWを擁した組織的に優れたチームだ。クリーンシートを達成できて良かったし、それは我々のは仕事ぶりが素晴らしかったことを意味している。前半は2人のウイングのポジショニングに苦しんだが、その後修正した。それでもここで苦しむのは普通のことだし予想通りだった」

チームのフィジカル面の調子
「チームはいい状態だ。ライプツィヒは非常に激しいプレーをするので、今日はその点で難易度の高いテストだった。彼らにトランジションを生かされたくなかったので、ブロックをほとんどずっと低い位置に敷きコンパクトに戦った。その点でハイレベルな選手が揃っているので、チームはうまくいっている」

ブラヒムへの称賛
「彼はミラン時代の後、よりパワフルで力強くなり、持ち味を発揮し個性的になっていると思う。最初は出番がなかったが、試合に出た時は常にチームに貢献していた。そして今は自分のやっていることに大きな自信を持っており、信じられないようなスペクタクルなゴールを決めてくれた。私たちはあのゴールを強調しなければいけないが、彼は他の選手と同じように一生懸命働いていた。タフで難しい試合だったが、チームは集中し最後まで持ち堪えた」

「彼がボールを持った時、まず思ったのはボールを失わないだろうということだったし、実際にそうだった。彼がジュードの代わりに出場した時は、いつもいい結果を残してきた。私はシステムを変更したくなかったし、ビニシウスJr.とロドリゴをオープンにプレーさせたかった。ブラヒムは足首と腓腹筋を痛めたので明日検査する予定だ。筋肉面の問題ではないと思う」

ルニンの素晴らしいパフォーマンス
「よくやってくれた。モチベーションが高く大きな自信を持っている。試合に出ることが彼の自信につながっているし、あらゆる状況で非常に良いパフォーマンスを発揮し、素晴らしいプレーをしてくれた」

チャンピオンズリーグに優勝できると思うか？
「チャンピオンズリーグに優勝したいが、それはとても難しいことだ。ベストの結果を得るためには、今日のように非常に競争的にならなければいけない」

CBのチュアメニ
「彼は今チームが必要としているものをよく理解していたよ。あのポジションをスペクタクルな形でこなしているし、まるでずっとあそこでプレーしてきたかのようだ。あのポジションでインテリジェンスにプレーしているし、デュエルや空中戦に強い。彼には緊急事態だと伝えたが、彼はその緊急事態に喜んで対応してくれた。そうでない時に彼が何を言うか見てみていないとね……。今、我々が守備面で抱えている緊急事態を全員の強いコミットメントで解決している。チュアメニ、ナチョ、カルバハル、中盤で信じられない働きをしているバルベルデとカマビンガ、後ろに下がり自らを犠牲にしているウイングの選手たち…。もしクオリティにコミットメントが合わされば、素晴らしいことが起こり得る」

ライプツィヒの取り消されたゴール
「その件はレフェリーに質問してほしいが、向こうの選手がルニンを押したことはGKへの妨害であり、明らかなオフサイドだった」

ビニシウスJr.へのイエローカード
「抗議したからではなくセットプレーで正しい距離を取らなかったからだ。抗議ではなく、少し時間を無駄にしたことが原因だ。それについて不満はない」

マルコ・ローズとの言い合い
「最後に彼は私に謝ってくれた。以上だよ。我々がボールを出した時、彼らはボールを出さなかった」