アンチェロッティ:「それがまた起こり、魔法のようだった」

「説明するのは難しい。この素晴らしいスタジアムで素晴らしいファンと共にこれをするのはまるで習慣のよう」とレアル・マドリードの指揮官

アンチェロッティ:「それがまた起こり、魔法のようだった」
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カルロ・アンチェロッティ監督がサンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムの記者会見場に姿を見せ、バイエルンを破ってレアル・マドリードチャンピオンズリーグ決勝へ進出した一戦を振り返った。「またそれが起こった。何度もあったことで説明することができない、それがまた起こった。ファンが後押しし、スタジアムが支え、ファンタスティックな雰囲気で選手たちはそれを信じている。それは魔法のようなこと。我々は良いプレーをし、難しい試合だったと思うが我々には良いコントロールがあり、失点した時も混乱することなく試合を振り出しに戻した。ファン、クラブ、そして何より私を含め誰も期待していないシーズンを送ってきた選手に感謝する。このチームがここまでやれるなんて思ってなかった。決勝へ辿り着き、今後数日でリーガ優勝をお祝いするしシベーレス広場へ行って我々はファンと一緒に楽しむ。選手たちに広がる幸福感がある」。

「説明するのが難しい。説明は不可能。それはこの大会、このスタジアムでこのファンと共になし得るこのクラブの魔法。特別なこと。このユニホームを着るとき特別なものを感じる。これまで何回でも同じだがファンが違いを生み出している。この素晴らしいスタジアムとこの素晴らしいファンと一緒にまるでそれをするのが習慣になっているようだ。我々はこのスタジアムでこのファンと共にプレーするのを嬉しく思う」。

レアル・マドリードが意味するものとは?
レアル・マドリードは会長によってとても良いマネージメントがされている家族。ここで働き、このユニホームを着る幸運がある者たちにとって重い歴史と伝統のあるサッカークラブ。キャプテンはフロレンティーノ・ペレスで、我々全員は船員。多くのものを成し遂げたサッカー選手の世代を作り上げることができるファンタスティックな会長で、願わくばもう一度チャンピオンズリーグを制覇したい」。

VAR裁定となった2点目のプレー
「ベンチから聞いたのはゴールは正当なものだったということで、リードを守るべく最後の数分を修正することを考えていた。ゴールだったと確信していた」。

最後の数分は何を考えていた?
「同点になるには十分だったが、試合終了まで2分のところで同点に追いつかれるというのは相手チームにとって大きな気持ちの落ち込みになる。それは得点した時に勝利を確信していたということではないが、もう一点取ることもできた。チームがやっていたことに集中していた。失点したあと我々は難しい時間帯を過ごしていたが、途中交代した選手たちが多くのものをもたらした。ゲームにエネルギーを注ぐことだけを考えていた」。

チームへの賞賛
「我々は多くの負傷選手が出て大きな問題を抱えてきた。誰もが
クルトワ、アラバ、ミリトンのことを話していたが、一時はビニシウスJr.、チュアメニ、カマビンガといった選手たちも失っていた。ただ我々は不平を言うこと無く、チームはこの問題をこのチームの重要な価値を示すチャンスに変えた」。

「我々の元にある雰囲気は並外れたもの。ここまでに成し遂げることのできたものから来る幸福感がすごくある。素晴らしい日々が待っている。しっかり準備しなければならない」。

ホセルのメンタリティー
「今季多くのものをもたらしたからチームを反映したもの。彼は多くの出場時間を得ていないが、このチームを完璧に反映している。彼はできるという自信を失うことなく多くのものをもたらした」。

判定
「最後のプレーは非常にはっきりしている。もしかするとオフサイドでは無かったかもしれないが、線審が旗を上げ、主審が笛を吹き、我々は止まった。もしそれを非難するのなら我々は取り消されたゴールのことを話す。キミッヒは倒れ込んだ。両選手が押し合っていた。彼はW杯の決勝で笛を吹いた高いレベルの審判」。

ビニシウスJr.の活躍ぶり
「この準決勝での働きは非常に少ない数の選手しかできない。決勝が残っていて彼は主役になるだろう。第1戦と2戦で彼ができたことは何度もお目にかかれることではない」。